鷹モイネロがまさかの6失点KO…出鼻をくじかれた先頭弾、五十嵐氏「配球を変えざるを得ない1球になったかもしれない」

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2024年09月04日 07:36  ベースボールキング

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3回6失点で降板したソフトバンク先発・モイネロ (C)Kyodo News
◆ 試合前防御率1.64も「なかなか修正できなかった」

 ソフトバンクは日本ハムに3−6で敗れ連勝ストップ。優勝マジックは15のままとなった。

 先発のリバン・モイネロは初回、1番・万波中正にいきなり先頭打者アーチを浴び先制点を献上。その後、連続四死球と暴投で無死二、三塁のピンチを招き、4番のフランミル・レイエスには右翼線への2点適時打を浴び0−3となった。さらに一死後、6番・郡司裕也にこのイニング2つ目の死球を与えるなど再び一死満塁のピンチ。8番・伏見寅威には左前2点適時打を浴び瞬く間に5失点となった。

 3回は5番のアリエル・マルティネスに右越えソロを浴び6失点目。先発転向後、自己最短の3回6失点で降板し5敗目(10勝)を喫した。

 3日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』に出演した五十嵐亮太氏は、乱調のモイネロについて「いきなりホームランを打たれたけど、修正して、本来のピッチングに戻るかと思いきや、なかなか修正できなかった。真っ直ぐが抜けて変化球も低めのボール球になって、ストライクが取れなくてかなり苦労していた」と解説。

 さらに「キャッチャーとしても、どのボールでストライクを取っていいのかわからないまま、うしろにどんどんつながれて打者一巡してしまった」と、バッテリーを組んだ甲斐拓也の苦心のリード面についても言及した。

 また万波に許した先頭打者アーチは、2ボール1ストライクから、この試合初めて投げたストレート(151キロ)を痛打されたもの。「渾身の1球だったと思う。ファウルか空振りを取って並行カウントに持っていきたというところで完璧に捉えられた。そこで『今日の真っ直ぐは行ってないのかな?』となり、変化球中心で組み立てたいという意識になったと思う。本人としてもキャッチャーとしても、それ以降の配球を変えざるを得ない1球になったかもしれない」と、万波の一撃が鷹バッテリーの投球プランを狂わせた可能性があると指摘した。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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