前回からの続き。私（ミツキ）は、夫と長女のユウナ（中1）、長男のイツキ（小4）の4人家族です。夫のシゲルとは結婚して15年。夫は仕事、私は家事育児とお互いに役割分担をして平和に暮らしてきました。そんなある日、夫から「これからは子どもたちの親として“だけ”仲良くしたい」と言われてしまいます。なんと夫は私のことをひとりの女性として見ることができないと言うのです。根本的原因は、産後に30キロ太ってしまった私の体型。けれどこの体型は、夫との結婚生活で培われたものです。そんな無責任な夫に、私は本気で離婚してもいいとすら思ってしまうのでした。
はじめての育児は、本当に大変でした。母乳育児だったせいか、食べても食べてもお腹が空きます。子どもが寝ている隙に
「次、いつゆっくり食べられるか分からないから、今のうちにたくさん食べておこう！！！」
私は食べられるだけ、めいっぱい食べていました。
さらにイツキが生まれ、ますます忙しくなります。2人の子どもの世話は体力勝負なところが大きいため、私は今まで以上に食べて子育てに向かうパワーを蓄えていきました。それに加え……。
「食べるだろう」と思った量を子どもたちが食べてくれないことも多く、余った料理がもったいなくて、私がすべて食べていました。
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太った自分に気づいてはいたけれど、日々の育児が大変すぎて、自分のことまで気にかける余裕がなかったのです。なので夫から運動しろと提案されたとて、
「そんな余裕あるなら、ゆっくり寝ていたい……」と思っていたのです。
いくら断ってもめげない夫は、イツキが入園したらジムに行こうだの、料理は自分が凝ったもの作るだの、せめてウォーキングをはじめろだのいろいろ言ってきます。
身体を動かせと言うけれど、自分の体型を見直して元に戻そうという気力が、今の私にはないのです。
ほんと何かズレているんだよね……。今の私に「育児」以上のことを求めないでほしい……！！！！
自分が太っていることは、もちろん気が付いていました。
そんなのは当たり前です。
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育児はほぼ担っているし、家事も、最近はパートもはじめました。
もう私にこれ以上求めないでほしいのです。
痩せていても太っていても、「私」は「私」です。
それなのに夫は、私に「外見の美しさ」まで求めてきたのです。
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そんな夫、こっちから願い下げだと思ってしまうのでした。
【第7話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・石井弥沙
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