前回からの続き。俺はイブキ。妻のツグミと娘のアンと、3人暮らしをしています。ツグミもアンもうちの両親と仲良くしてくれて嬉しいかぎり。おかげで良い関係を築かせてもらえています。さて俺たちが連休で実家に行くと、姉が来ていました。ツグミがアンを挨拶させようと姉に近づけると……なんと聞くに堪えない暴言を吐かれてしまいました。思わずカッとなる俺。娘はまだ言葉の意味がわからなかったので良かったのですが、妻も落ち込んでいますし、本当に腹が立ちます。
俺は疑問に思いながらも、しぶしぶリビングで両親から話を聞くことにしました。
両親の態度に、俺は何か事情があるのをうっすら感じました。俺が知らなかっただけで、姉には何か抱えている問題があるのかもしれません。
俺はビックリしてしまった。そんな話を聞いたのははじめてだったからだ。「……いつから？」「私たちも話を聞いたのはモモカたちが治療をはじめたあとだったから、詳しい期間は知らないのよ。でも話しぶりからすると、決して短くはないみたい」母の言葉に俺は驚きをかくせません。不妊治療をしながら、娘のアンをどんな気持ちで見ていたのでしょうか。
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姉から「ブサイク、子どもは嫌い」なんて暴言を吐かれたときは頭に血がのぼってしまいました。しかし姉は長いこと不妊治療をしていると両親から告げられて、俺は驚くとともに、なんだか全ての行動に納得してしまいました。
たしかに普段の姉は、決して他人を傷つけることを言う人ではありません。もちろんどんなときでも言っていいことと悪いことはあるのですが……。
事情はわかったとはいえ、ツグミに洗いざらい伝えるわけにもいきません。なんとなく返答を濁すので精一杯でした。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・林檎りん 編集・塚田萌
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