日本政府、米ロの動向注視＝「領土回復困難」発言論評せず

　林芳正官房長官は１３日の記者会見で、ロシアとウクライナの戦闘終結に向けた交渉開始で米ロ首脳が合意したことに関し、「ロシアのウクライナ侵略に対応するに当たり米ロ関係は極めて重要であり、動向を注視していく」と述べた。

　トランプ政権側からウクライナの領土完全回復や北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）加盟を非現実的だとする考えが示されたことに対しては、「他国の発言の逐一に政府として評価を述べることは差し控える」と語った。