アドベンチャーワールド、永明に感謝(公式サイトより) 和歌山・白浜町のアドベンチャーワールドは14日、同園で育ち、中国で暮らしていたジャイアントパンダの永明(えいめい)が、永眠したと明らかにした。
【写真】「永明」の思い出 和歌山に来園したばかり、雪が降った日、旅立ちの日も… 「ジャイアントパンダの『永明(えいめい)』が、2025年1月、32年の生涯を終え安らかな眠りにつきました」と発表。「たくさんのSmileをありがとう」と伝えた。
1992年9月14日、中国・北京動物園生まれ。94年9月に和歌山へやって来た。その後、16頭の父親となった。2023年からは生まれ故郷の中国、成都で暮らしていた。今年1月から倦怠感や食欲不振がみられ、懸命な治療が続いていたが、多臓器不全で静かに旅立ったという。
アドベンチャーワールドは「長年にわたり、永明の健康をえ続けてくださった成都ジャイアントパンダ繁育研究基地のスタッフの皆様、関係者の皆様、そして永明を愛してくださったファンの皆様に、より感謝申し上げます。永明の生涯は、ジャイアントパンダの保護と繁殖に多な貢献を果たし、日中友好の架け橋としても重要な役割を担いました。その功績は永遠に私たちの心に刻まれ、未来へと受け継がれていきます。永明の優雅な姿と温かい眼差しを、私たちは決して忘れません。どうか安らかにお眠りください。永明、長い間本当にありがとう」と記した。
永明の和歌山来園当時からの写真も多数添え、550時超の文章に愛がこもった。
あす15日より、永明が長く暮らしたブリーディングセンターに献花台を設ける。「永明との思い出を胸に、穏やかにを合わせていただければ幸いです。なお、動物たちへの影響を考慮し、お供え物はお花のみとさせていただきます。皆様の温かいお気持ちに、より感謝申し上げます」と呼びかけた。
■アドベンチャーワールド発表全文
たくさんのSmileをありがとう
「永明(えいめい)」が32年の生涯を終え永眠しました
ジャイアントパンダの「永明(えいめい)」が、2025年1月、32年の生涯を終え安らかな眠りにつきました。
永明は1992年9月14日、中国・北京動物園でまれ、1994年9月6日に日中共同繁殖研究のため、アドベンチャーワールドに来園しました。来園後、永明は「梅梅(めいめい)」との間に6頭、そして「良浜(らうひん)」との間に10頭、計16頭の親となりました。
2023年2月、永明は娘の「桜浜(おうひん)」「桃浜(とうひん)」と共に中国・成都ジャイアントパンダ繁育研究基地へと旅立ち、その後も専門スタッフのもとで厚いケアを受けながら穏やかな日々を過ごしていました。
しかし、2025年1月より倦怠感や食欲不振が見られ、獣医師飼育チームの懸命な治療が続けられましたが、最終的には多臓器不全により永明は静かに旅立ちました。
長年にわたり、永明の健康を支え続けてくださった成都ジャイアントパンダ繁育研究基地のスタッフの皆様、関係者の皆様、そして永明を愛してくださったファンの皆様に、より感謝申し上げます。
永明の生涯は、ジャイアントパンダの保護と繁殖に多な貢献を果たし、日中友好の架け橋としても重要な役割を担いました。その功績は永遠に私たちの心に刻まれ、未来へと受け継がれていきます。
永明の優雅な姿と温かい眼差しを、私たちは決して忘れません。どうか安らかにお眠りください。
永明、長い間本当にありがとう。