今夏の参院選兵庫選挙区への出馬を表明する前兵庫県明石市長の泉房穂氏=24日午後、神戸市中央区 前兵庫県明石市長の泉房穂氏(61)が24日、神戸市内で記者会見し、今夏の参院選兵庫選挙区に無所属で立候補すると表明した。泉氏は「国民は今生活がきつい。苦しい人に手を差し伸べるのが政治の責任だ」と決意を述べた。立憲民主、国民民主両党や連合兵庫が支援する方向だ。
泉氏は市長退任後、テレビなどに出演してきたが「発信をしても変わらなかった。もどかしかった」と強調。無所属での立候補について「大同団結の象徴になりたい」と語った。
泉氏は旧民主党で衆院議員を務めた後、2011年の明石市長選で初当選。子育て施策で注目を集めた一方、市議らに暴言を浴びせた責任を取って23年の任期満了で退任し、「あらゆる選挙に立候補しない」と語っていた。