15日午後2時ごろ、北海道枝幸町新港町のホタテ加工工場で「硫化水素が発生しているところに男性2人が落ちた」と、枝幸署に消防から通報があった。工場内の水産廃棄物処理施設で倒れた40代の男性作業員2人が、ともに意識不明の状態で病院に搬送され、1人の死亡が確認された。
道警によると、現場では3人が午後から、汚水貯蔵用タンクのポンプを交換する作業をしていた。1人がはしごでタンク内に入り、清掃や内部の確認作業をしていたところ倒れたといい、その様子を見て助けようと内部に入った別の1人も倒れたという。道警は、何らかの有毒ガスが発生していたとみて、詳しい状況を調べる。【谷口拓未】
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