寺尾聰(78)が24日放送のTBS系「人生最高レストラン」(土曜午後11時)に出演。戦後を代表する名優で劇団民藝の創立者の父、宇野重吉さん(88年死去)について語った。
「お父さんの存在って大きかったですか?」と聞かれた寺尾は「デカイってもんじゃないよね。生きてる時は、これっぽっちもそんなこと言わなかったし、思わなかったし、いなくなってからだよね」と語った。
そして「反発した時期が長かったですか?」の問いには「あるよ。今はたくさん2世の人いっぱいいるけど、僕らの頃はそんなにいないから、あちこちで2世のことを『お前、七光じゃねえか』『何も苦労してない』とかって、そればっかりだったから。もうとにかく、宇野重吉という名前が聞けないところで何とかって、いろんなこと考えたり。音楽に走ったのも、ややそれがあったのかもしれない。で、途中から、死んだ父親に『俺はやっぱり舞台は合わないわ』と。『俺はフィルムの方が合うわ。映画の方が合う』と、そん時に『おい、行きたいところが見つかってよかったな』って言ってくれたんですよ」と振り返った。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。