天理大ラグビー部員２人が麻薬取締法違反の疑いで逮捕「事態を厳粛に受け止め」コメント全文

天理大は11日、ラグビー部員2人が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことについてコメントを発表した。

奈良署はこの日、同大ラグビー部寮で大麻を所持したとして、麻薬取締法違反（所持）の疑いで天理大生の島田郁容疑者（20）を現行犯逮捕。逮捕容疑は、11日、寮の自室で大麻を若干量所持した疑い。

また、大麻を譲り受けたとして、同法違反（譲り受け）の疑いで、同じ寮に住む同大学の弘田士道容疑者（20）も逮捕した。逮捕容疑は昨年12月、天理市内のドラッグストア駐車場で、売人から大麻約1グラムを4千円で譲り受けた疑い。いずれも容疑を認めている。

同大は「本学学生の不祥事について」と題してコメントを発表した。全文は以下の通り。

「令和7年6月11日、本学のラグビー部に所属する学生が、大麻取締法違反の疑いで逮捕されたことが判明いたしました。本学はこの事態を厳粛に受け止め、捜査当局に全面協力するとともに、事実関係の把握を早急に進め、厳正に対処する所存です。

本件に関して、関係者の皆様、地域の皆様、そして本学に関心を寄せてくださる皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、心より深くお詫び申し上げます。

本学は、教育機関としての社会的責任を重く受け止め、再発防止に向けた取り組みを誠実に進めてまいります。今後の対応状況につきましては、随時本学ホームページにてご報告いたします。

2025年6月11日　天理大学　学長　永尾比奈夫」

また、日本ラグビー協会はこの日、都内で理事会を開き、岩渕健輔専務理事は「日本協会としてインテグリティ（誠実、高潔）について取り組んでまいりましたが、皆さまにも申し訳なく思っておりますし、活動自体を今まで以上にやっていかないといけないと思っております。今後の展開については、まだ（詳細の）情報がありませんので（具体的には決定していないが）、理事会でも一報を伝えております」と語るにとどめた。