
■サッカー クラブワールドカップ第2節 インテル・ミラノ 2−1 浦和レッズ(日本時間22日、米・シアトル、ルーメン・フィールド)
世界の強豪・32クラブが集まり世界一を決めるサッカー・クラブワールドカップのグループステージ第2節。浦和レッズは、ヨーロッパチャンピオンズリーグ準優勝、イタリアの強豪インテル・ミラノと対戦し1−2で敗れ、グループステージ敗退となり決勝トーナメント進出はならなかった。
今大会に日本から唯一参戦した浦和は、日本時間18日に行われた第1節で、南米・アルゼンチンの強豪、リーベル・プレートに1−3で敗れた。インテルにも敗れると決勝トーナメント進出の可能性が消える大事な試合。そのスタメンはGK西川周作(39)、DFは、長沼洋一(28)、ダニーロ ボザ(27)、石原広教(26)、マリウス ホイブラーテン(30)の4人。MFはマテウス サヴィオ(28)、サミュエル グスタフソン(30)、渡邊凌磨(28)、安居海渡(25)、金子拓郎(27)。FWに松尾佑介(27)が入った。
前半の立ち上がりは、インテルに両サイドからの攻撃を受ける浦和。自陣での攻防が続いた。それでも前半11分、ボールを持った金子がドリブルで右サイドを突破。DF2人を抜き、中央へ正確なクロスを入れると、走り込んだ渡邊が右足で押し込んだ。流れるような展開で浦和が1−0と先制する。
その後もインテルにボールを保持される浦和。19分には左からのクロスに頭で合わされたボールはクロスバーに当たって跳ね返る。浦和、危険なシーンが続くが、GK西川を中心に固い守備を見せ得点を許さない。インテルの猛攻を凌いだ浦和が1点リードのまま前半を折り返した。
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後半に入っても、素早いパスからの抜け出しやサイド攻撃にセットプレーとインテルの多彩でゴールを脅かされる浦和。DF陣のみならずFW松尾も自陣ゴール前まで下がって11人全員で守備、相手シュートに足を出す、体を寄せるなどして決定的な場面を作らせない。
そんな防戦一方の浦和にチャンスが訪れる。後半25分、自陣でボールを奪うとカウンターを仕掛け、松尾のドリブルからインテル陣内に攻め込み、右へパス。ここに走り込んだ渡邊がシュートを放つが、ボールは大きく外れ枠の外。渡邊は地面を叩いて悔しさを露わにした。しかしその8分後、インテルのコーナーキックからラウタロ・マルティネス(27)にゴールを許し、1−1の同点に追いつかれた浦和。後半アディショナルタイムにも失点し1−2で敗れた。
*写真は、前半11分に先制ゴールを決めた渡邊凌磨選手