
日本の南を北上中の台風22号は、今日7日午前9時に「強い」台風に変わりました。今後もさらに発達し、9日には「非常に強い」勢力で伊豆諸島に接近するおそれがあります。
台風22号 強い台風に
台風22号は「強い」台風に変わり、今日7日午前9時現在、日本の南を1時間におよそ15キロの速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで暴風域を伴っています。
このあとも発達しながら北西に進み、明日8日には進路を次第に東よりに変えるでしょう。明後日9日には、「非常に強い」勢力で伊豆諸島に接近するおそれがあります。
明日8日は伊豆諸島で非常に強い風が吹き、海上ではうねりを伴って大しけとなるでしょう。9日は猛烈な風が吹いて、猛烈なしけとなるおそれがあり、暴風やうねりを伴う高波に厳重な警戒が必要です。大雨になる所もあり、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒してください。
9日は関東でも非常に強い風が吹き、大しけとなる所があるでしょう。また、南部を中心に台風周辺の雨雲がかかる可能性があります。最新の情報を確認し、時間に余裕をもって行動してください。
台風が近づく前の対策 暴風に備えて
台風の暴風が怖いのは、いざ暴風になると身動きが取れなくなるということです。そこで、暴風に対して、事前に3つの点について確認したり、備えたりしておく必要があります。
1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。
2つめは、屋外に置かれている飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか確認してください。
3つめは、暴風で飛ばされてきたもので窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。
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