「科学リテラシー、底上げ必要」=専門医、感染症の混乱防止に

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2026年05月08日 07:31  時事通信社

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時事通信社

忽那賢志・大阪大大学院教授(本人提供)
 感染症の流行時、差別や誤情報拡散など混乱を防ぐためには何が必要か。忽那賢志・大阪大大学院教授は、基本的な感染症に関する知識など「科学リテラシーの底上げをすべきだ」と訴える。

 忽那教授は、新型コロナ禍初期からクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で起きた集団感染への対応など、感染症専門医として検査や治療に当たった。当時の社会を「新しい感染症で、正しい情報を知りたくても情報がない。不安やいら立ちが渦巻いていた」と回顧。重症化率も判然とせず、「恐れが過度になり、対策も過度になった部分がある」と話した。

 SNSが拍車を掛けたと分析。「間違った情報が拡散しやすく、一般の人が正しい情報を見つけるのが難しかった」と言う。医療従事者への中傷も多かったとし、「誤りでも意見を止めるのは難しいが、誹謗(ひぼう)中傷は規制した方が良い」と考えている。

 国の発信は「リアルタイムに正しい情報を伝えられていなかった面がある」と指摘。国民側も、感染症や対策への知識が不足していたとみる。

 忽那教授は現在、ユーチューブなどで感染症の情報発信を続けている。しかし「コロナ禍と比べ関心は低い」といい、「感染症にかからない人はいない。教育に盛り込むなど、平時から科学リテラシーの底上げが必要だ」と語った。

 さらに「感染症では間違った知識で差別が助長されやすい。正しい知識を持つことが大事だ」と強調。有事の際は、政府や公的機関の情報にアクセスすべきだとし、報じる側のメディアも理解を深める必要があると述べた。 

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  • 何かの意図を持って誘導する奴の狡猾さ、それに乗っかって何でもゴッチャにしたがる頭の弱い奴の滑稽さ・・・┐( 。 ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ・・・
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