還暦を迎える人の8割が「65歳以降も働きたい」、その理由は?

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2024年05月13日 17:31  ITmedia ビジネスオンライン

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還暦を迎える人の8割が「65歳以降も働きたい」、その理由は?

 PGF生命保険(東京都千代田区)は、2024年に還暦を迎える1964年生まれの男女を対象に、「2024年の還暦人に関する調査」を実施した。59歳時点で就労をしている・していた人の「還暦以降の就労意向」について、65歳以降も働きたいと思う人の割合は80.8%、70歳以降も働きたいと思う人の割合は42.7%といずれも高い割合であることが分かった。


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 過去調査と比べると、70歳以降も働きたいと思う人の割合は、2022年が36.5%、2023年は39.0%、2024年は42.7%と上昇が続き、特に2024年は調査開始以来最も高くなった。


 PGF生命は「本格的な人生100年時代を迎え、老後に必要となるお金が増加し、長生きの経済的リスクが高まった結果、生活に困窮しないように働き続けたいと考える人が増えているのではないか」とコメントしている。


●60歳を過ぎても働きたいと思う理由は?


 60歳を過ぎても働きたいと思う人に働きたい理由を尋ねた。最も多かったのは「働かないと生活費が不足するから」(56.1%)、次いで「健康を維持したいから」(47.5%)、「その歳までは元気に働けると思うから」(43.6%)、「人と関わりを持ちたいから」(35.7%)、「趣味やレジャーのためのお金が必要だから」(34.8%)だった。


●現段階の貯蓄金額は?


 現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)を聞いた。最も多かったのは「100万円未満」(28.9%)だったが、「100万〜300万円未満」(14.7%)、「500万〜1000万円未満」(13.1%)、「1000万〜1500万円未満」(9.6%)、「1億円以上」(7.0%)と回答は分散。平均は2782万円、中央値は400万円となった。


 また「500万円未満」の回答を合わせた割合は50.5%、「2000万円以上」は24.4%と、 2023年の調査結果と比較して「500万円未満」の割合は8.1ポイント上昇(2023年 42.4%)、「2000万円以上」は8.6ポイント下降(2023年33.0%)という結果だった。


 PGF生命は「貯蓄金額の平均は、2023年までみられた着実な増加傾向から一転、2024年は2782万円と2018年と同じ水準まで減少した。止まらない物価上昇や貯蓄から投資への流れなどが影響しているのかもしれない」とコメントした。


 今回の調査は、1964年生まれの男女を対象に、インターネットで行った。期間は3月18〜21日、有効回答数は2000人(男性1000人、女性1000人)。


このニュースに関するつぶやき

  • 仕事を続けていれば認知症予防になるとは思う。ゲームでも同じかと思うけど収入になるしね。何かしているという事は生き甲斐や老化の予防にもなると思う。
    • イイネ!21
    • コメント 5件

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