前走13着から戦後“史上最大”巻き返しVへ ルメール騎手とオークス2着馬の仔

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2024年05月14日 17:30  netkeiba

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GI初制覇を目指すチェルヴィニア(昨年10月撮影、ユーザー提供:い。さん)
 戦後最大の巻き返しVなるか。桜花賞で13着に大敗したチェルヴィニア(牝3、美浦・木村哲也厩舎)が、オークス(3歳牝・GI・芝2400m)でGI初制覇を狙う。

 チェルヴィニアは父ハービンジャー、母チェッキーノ、母の父キングカメハメハの血統。母は16年にフローラSを勝ち、オークスで2着。祖母のハッピーパスは03年の京都牝馬Sを制している。そして曾祖母は名繁殖牝馬のハッピートレイルズなので、93年のマイルCSなど重賞6勝のシンコウラブリイ、05年のセントライト記念など重賞2勝のキングストレイルなどと同牝系となる。

 ここまで4戦2勝。昨年6月の新馬(東京芝1600m)はボンドガールから3/4馬身差の2着だったが、続く未勝利(新潟芝1800m)を圧勝した。その後はリフレッシュを挟み、アルテミスSへ。直線で前が詰まりそうな場面があったが、残り200m手前で進路ができると一気に抜け出し、あっさりと重賞初制覇を果たした。年末の阪神JFは体調が整わなかったために回避。半年ぶりだった前走の桜花賞では13着に大敗したが、もちろん力負けではない。今回は休み明け2戦目となる上、鞍上は主戦のルメール騎手。当然、一変が期待できる。

 戦後に限ると、前走着順の最も大きかったオークス馬は、62年のオーハヤブサと67年のヤマピットで12着。前走13着のチェルヴィニアが勝てば、戦後最大の巻き返しVとなる。8年前に2着に終わった母の無念を晴らし、レース史に新たな1ページを刻んでほしい。

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