前回からの続き。私はユノ(35)。夫のヨースケ(35)、息子のレオ(4)と一緒に暮らしています。最近ヨースケが転職したA社には、元カレのマツバラカンタも勤めています。そこでヨースケにお願いして、会社のBBQイベントに連れて行ってもらいました。私を見れば、カンタはきっとあの頃叶わなかった私への恋心を思い出すことでしょう。イベントでカンタを見つけた私は、すぐにヨースケと一緒に挨拶に行きました。美人でスタイルの良いカンタの奥さんを目の前にして、私の対抗心はむくむくと膨れ上がったのです。
奥さんはクスクスと笑いながらカンタのことを見て、カンタもまた笑いながら恥ずかしそうに答えています。今度は私が唖然とする番でした。しかしこのまま黙っているわけにもいきません。私に振られたあとも付きまとってきていたことを話すと、カンタは苦笑いしながら言いました。
そこまで言われて私は、付き合っていたときにカンタからコート代を借りたことをようやく思い出しました。
お金を返してほしいという気持ちから機会をうかがっていただけだったカンタ。私はそれを「未練がましいストーカーだ!」とずっと勘違いしていたのです。
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カンタの口から語られた衝撃の真相。「貸した10万円を返してほしくて機会をうかがっていた」と明かされて、思わず私は赤面してしまいました。
つまり「カンタは私に未練を持っていた」「ずっとストーキングしていた」というのは、私の思い込みにすぎなかったのです。もちろんそれもそれで恥ずかしいことなのですが、10万円を踏み倒していたこともすごく恥ずかしいです……。
すべてが明らかになり、ヨースケはカンタに必死で謝ってくれました。
【第6話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・吉田ぱんだ 編集・みやび
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