既婚者のみなさんは、毎日一緒に食事をとっていますか。データコム株式会社(仙台市青葉区)が実施した「ミレニアル世代の夫婦の食事」に関する調査によると、約4割が「毎日夫婦で揃って食事をとる」と回答したことがわかりました。その一方で、「一緒に食べることはない」と答えた人の4人に3人が「夫婦仲は全く円満だと思わない」と回答したそうです。
調査は、全国の20〜30代の既婚者450人(男性225人、女性225人)を対象として、2024年10月にインターネットで実施されました。
はじめに、「夫婦円満だと思いますか」と尋ねたところ、「とても円満だと思う」が29.6%、「円満だと思う」が49.6%と全体の約8割を占めました。
続けて、「夫婦で揃って食事をとる頻度」を聞いたところ、「毎日」が40.7%、「週4日〜6日」が26.1%と半数以上が週の大半の日に夫婦で一緒にご飯を食べている一方で、「一緒に食べることはない」(11.8%)と答えた人も一定数みられました。
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また、「夫婦での食事の頻度と夫婦仲の相関」を見ると、毎日食事を一緒にとっている人は「とても円満だ」と感じている割合が最も多いということがわかりました。反対に一緒に食事をする頻度が減少するにつれて「円満」と感じる度合いも下がっていき、「週2日〜3日」の段階で「円満だと思わない」という人の割合が倍増しました。
さらに、「一緒に食べることはない」と答えた人のうち、75.5%が「全く円満だと思わない」と答えた一方で、「とても円満だと思う」と答えた人はわずか1.9%でした。
次に、「キッチンに立つ頻度」を聞いたところ、男性は「キッチンに立たない」(34.2%)が最も多かったのに対して、女性は約半数の49.8%が「毎日」と回答。そのうち、70.3%は有職であり、仕事をしながら毎日料理をしている女性が多いことがわかりました。
そこで、「食事にまつわる家事への不満」について尋ねたところ、「不満がある」と答えた割合は男性が22.2%、女性では33.3%と女性のほうが約10ポイント多くなりました。
また、料理をする頻度を軸に不満度を見たところ、キッチンに立つ頻度が増えるほど不満の度合いも高まっていく傾向があり、女性のほうが料理をする比率が高いことも男女間の不満度の違いの一因になっていることがうかがえました。
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女性回答者からは、「片付け、食器洗いはやってほしい」「料理をする苦労を分かってほしい」など家事の分担を求める声が多く聞かれたのに対して、男性回答者からは「1品増やしてほしい」「栄養バランスを気にして欲しい」など料理の内容に関する不満が目立ちました。
一方で、男女ともに円満だと感じている人からは「感謝しかない」「いつも手伝ってくれる」という声もあがっていることから、「食事の時間をはじめとして、このような互いの歩み寄りがさらにいい夫婦になる秘訣なのではないでしょうか」と同社はコメントしています。
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【出典】
▽データコム株式会社 調べ
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