赤ちゃんは性別に関係なく、無事に産まれてくれたらそれだけで十分。そうは思っていても何人か子どもを育てていると、「次は女の子がほしい」「男の子も産んでみたい」などと考える人もいるかもしれませんね。先日ママスタコミュニティにも「男の子4人を育てているママ友が、どうしても女の子がほしくて5人目を妊娠」というタイトルでこんな投稿がありました。
『もし5人目も男の子だったら、聞いた瞬間なんて声をかけたらいい?』
男の子4兄弟を育てているなかで、「次こそは!」と女の子が生まれる期待を込めて5人目を妊娠した投稿者さんのママ友。ママ友の希望通りに女の子が産まれたらいいですが、5人目も男の子だったらどう声をかけるべきかと悩んでいるそうです。この投稿にママたちからはさまざまなコメントが寄せられていました。
赤ちゃんの性別が希望と違って落ち込む妊婦さん。なんて声をかけるべきか悩んでしまう
『うちは姉弟で、兄弟がいるママ友から「3人目も男の子だった」と泣きながら電話があった。私ではその涙に共感できないから本当に困ったよ。相手が普通に「男の子だったよー」と報告なら「楽しみだねー」で終わるけど、明らかな落ち込みでこられると困るよね』
『知り合いもどうしても女の子がほしくて、怖くて性別を聞けなくて出産したら男の子だったから、「女の子がよかった」とその場で泣いたと言っていた。3人目女の子がやっと産まれてニコニコだって。何かその心理がよくわからなかった』
「性別にこだわる人も、次こそはと特定の性別を求めて妊娠する人も理解できない」という厳しい意見も寄せられました。しかし跡継ぎの問題や何らかの理由から性別にこだわりを持ち、「男の子がほしい」「女の子がほしい」と希望することは少なくないのではないでしょうか。「次こそは男の子(女の子)を産みたい」と妊娠するも、また同じ性別だったというケースも珍しくない話のようですね。ママ自身が女の子を育てているなかで、ママ友から「女の子がほしかったのに男の子だった」と吐露されたときには、相手から羨ましさや嫉妬などネガティブな感情を引き出しやすく、返答に困ってしまうかもしれません。
「今はジェンダーレスだよ!」「あなたを選んだんだよ」ほか
『「今は多様性が重視される、ジェンダーレスの時代だよ」と言ってみる』
『そういう人がいたよ。ほしくてほしくて6人目でやっと女の子。4人目、5人目のときは「〇〇くんはお母さんを選んで産まれてきたんだよ。きっとお母さん孝行に育つよ」とか言った気がする』
それでは投稿者さんは、もし5人目も男の子だった場合、ママ友にどんな声をかけたらいいのでしょうか。ママたちからは「性別にこだわる必要はないよ」「ジェンダーレスの時代だよ」といった案が寄せられていました。なぜママ友が女の子にこだわっているのか理由にもよりますが、多様性が尊重される時代なので、性別という概念にこだわり過ぎなくてもいいのでは? と話してみてもいいかもしれません。また「その子はあなたを選んでくれたんだね」と声がけをしたことがあるというママからの経験談も。性別うんぬんの話ではなく、子どもの存在そのものを肯定的に伝える方法もありそうですね。
『バスケットチームが作れるじゃん!』
『「おめでとう、ますます賑やかになるね!」と言った。性別が続いた人にはこれで済ませている』
この他にも、男の子が増えることでさらに賑やかで楽しい家庭になることを一緒に喜ぶ声がけの案がありました。バスケットボールは5人チームということもあり、「バスケチームができるね!」というのはユーモアのある返答ですよね。また「賑やかになるね!」という声がけは、性別に関わらず家族が増えることの喜びを伝えられるので、ママ友も嫌な気持ちにはならないのではないでしょうか。
「おめでとう!」以外は何も言わなくていいかも
『「おめでとう」しかない。元気に産まれることが一番よ』
『「おめでとう」だけ。子どもができたんだからそれでいいでしょ。女の子がよかったとか、そういうのは別問題』
今回の投稿で最も多かったのは「おめでとうだけでいい」といったコメントでした。男の子を授かったことのよさやメリットなどを口にしたくても、それは女の子がほしくてたまらなかったママ友にとって励ましになるとは限りません。投稿者さんがもし女の子ママだった場合には、嫌味とも受け取られかねないのではないでしょうか。
また「性別にこだわらなくてもいい」というのはもっともな意見です。しかし女の子を授かれなくてショックを受けているママ友からすると、なかなかすぐにその境地に至るのは難しいかもしれません。「おめでとう」と赤ちゃんを授かったことを素直にお祝いするだけで、それ以上は触れずにいることが大人としてのマナーではないでしょうか。投稿者さんはママたちからのコメントを参考に、ママ友への声がけを検討してみてほしいですね。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・Ponko
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