世界最大級の改造車の展示会「東京オートサロン」が10日、千葉市の幕張メッセで開幕した。各メーカーは工夫を凝らした車両を出展し、トヨタ自動車はドイツの難関レースに参戦したスポーツセダンなどを展示した。開催は12日まで。
ホンダは、スポーツ車型乗用車「シビックタイプR」の新モデルを販売予定車として初公開。2023年の「ジャパンモビリティショー」で発表したスポーツ車「プレリュード」のハイブリッド車(HV)を改良した試作車を披露した。
日産自動車は24年11月に発売した25年モデルのスポーツ車「フェアレディZ」の北米仕様を、マツダは主力スポーツ車「ロードスター」の特別モデルをそれぞれ出展。マツダの毛籠勝弘社長は記者発表会で「良い、楽しいと感じていただける車をいつまでもお届けしたい」と訴えた。
主催者によると、約400社が参加し、850台以上の車両が展示される。
トヨタの豊田章男会長が10日午前に講演する予定だったが、体調不良で欠席した。
東京オートサロンでマツダの主力スポーツ車「ロードスター」の特別モデルと撮影に応じる毛籠勝弘社長(手前)=10日午前、千葉市美浜区