2勝目を目指すアマキヒ(24年10月撮影、ユーザー提供:さくら独走さん) 名牝アパパネの7番仔となるアマキヒ(牡3、美浦・国枝栄厩舎)が、日曜東京9Rのゆりかもめ賞(3歳・1勝クラス・芝2400m)で2勝目狙う。
アマキヒは父ブラックタイド、母アパパネ、母の父キングカメハメハの血統。母は史上3頭目の三冠牝馬。09年の阪神JF、10年の桜花賞、オークス、秋華賞、11年のヴィクトリアマイルとGIを5勝した。また、半姉のアカイトリノムスメは21年の秋華賞馬。半兄のジナンボーとラインベックもオープンまで出世している。馬名の由来は「ハワイに生息する鳥名」となっている。
昨年10月の東京の新馬(芝2000m)でデビュー。スローペースの逃げから直線で加速すると、追ってきたロジャリーマインをアタマ差抑えてフィニッシュ。単勝2.4倍の1番人気に応え、ジナンボー、ラインベック、バードウォッチャーに続く、きょうだい4頭目の新馬勝ちを果たした。その後はホープフルSに参戦。中団から早々と後退し、見せ場なしの17着に終わったが、これはキャリア不足が堪えたものだ。力を出し切ったわけではないので、参考外と考えていい。
今回は自己条件からの再出発だ。ここで結果を残さないことには、トライアル出走もおぼつかない。日本ダービーと同じ舞台で、今後を占う一戦となる。