■プロ野球 練習試合 DeNA 6ー8 中日 （15日 宜野湾）
中日はDeNAに勝利し、井上一樹新監督が対外試合初勝利を挙げた。初の対外試合となった11日のDeNA戦（北谷）では7回まで毎回得点圏に進めながら14残塁の完封負け。試合は初回に2番・上林がライトスタンドへ2ランを放ち先制。先発した新加入の育成左腕・三浦が2回に蝦名に同点2ランを被弾。それでも4回に相手の守備のミスや、ドラフト4位ルーキー・石伊（24、日本生命）の犠飛、土田の適時二塁打で3点を勝ち越し。5回には3年目の樋口が3打席連続安打となる右前適時打、9回は板山の適時打などで2点を挙げ、16安打8得点。投げては22年ドラフト1位の仲地が2番手で2回を無安打0封、7回は3番手でドラフト2位左腕・吉田（22、西濃運輸）が3四球も2回無失点、現役ドラフトで楽天から加入の伊藤茉央も1回0封。9回に育成左腕・近藤が2死から4失点と乱れるもリードを守り切った。
スタメンは1番ショート・土田、2番ライト・上林、3番DH・鵜飼、4番ファースト・石川昂、5番サード・津田、6番センター・樋口、8番キャッチャー・石伊、9番セカンド・辻本のオーダーを組んだ。
今季から先発転向を目指す先発・伊勢に対し、土田が追い込まれてから外角高めの直球を右前に運び出塁、続く上林も追い込まれてから直球を振りぬいてライトスタンドへの2ランを放ち2−0と先制に成功する。さらに鵜飼も左前安打で続くも後続は凡退。
先発左腕・三浦（25）は、昨季ソフトバンクで7月に支配下登録されるも、オフに戦力外となり、育成契約で加入。ウエスタンリーグ最優秀防御率のタイトルも獲得した。
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立ち上がりは先頭の度会を見逃し三振に斬ると、2番・山本に三遊間を破られる出塁を許すも、後続を内野ゴロに打ち取り無失点。
2回には先頭の樋口がライトフェンス直撃の二塁打を放つも、石伊が投ゴロ、辻本が二飛、土田が中飛に倒れた。
2回の三浦は先頭の佐野に右前安打を浴びると、6番・蝦名に初球の内角直球をレフトスタンドへ運ばれる2ランを浴び2−2の同点に。それでも3回は1番からの相手打線を三者凡退に封じ、3回、43球、3安打、無四死球、1奪三振、2失点で降板した。
3回の攻撃は2番手・山崎に対し、2番からの上位打線が三者凡退。それでも4回に3番手の浜地から、先頭のボスラーが逆方向、レフト線へ二塁打を放つと、津田が意表を突く一塁方向へのセーフティバントで守備のミスを誘い、その間にボスラーが生還し勝ち越し。さらに樋口が2打席連続となる中前安打で一、三塁となり8番・石伊がレフトへ犠飛を放ち4−2。2死からは1番・土田がライトへ強烈な二塁打を放ち、相手の悪送球もあり5−2とリードを広げる。
5回には4番手のアンダースロー・颯から、石川昂、ボスラーが連打で好機を作ると、2死から樋口が3打席連続安打となる右前適時打を放ち6−2。
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4回からは2番手で、この日24歳の誕生日、22年ドラフト1位の仲地が地元沖縄のマウンドへ。得意のスライダーで空振り三振を奪うなど三者凡退。5回も続投すると、1死から京田の二遊間へのゴロをセカンド・辻本が逆シングルで捕球しアウトにする好守も飛び出したが、直後にその辻本が平凡なゴロをファンブルし出塁を許す。それでも度会を右飛とし2回を無安打、無四死球無失点。
6回からは3番手でドラフト2位ルーキーの左腕・吉田がいきなり2者連続四球も、4番・井上を投ゴロ併殺打で2死。代打・東妻にこの回3つ目の四球を与えるも、蝦名を右邪飛に打ち取り無失点。7回は西巻から空振り三振を奪うなど三者凡退に抑えた。
打線は6回から登板の相手5番手、津田、DeNA・度会と横浜高校で同級生の松本隆の前に2回無失点に抑えられる。8回は6番手・小園から代打・味谷、5回からショートの出場につくロドリゲスが安打を放ち2死一、三塁も尾田が三ゴロに終わる。
8回の守備は4番手で、楽天から現役ドラフトで加入した右サイドスロー・伊藤茉央（24）が松尾に安打を浴びるも、梶原を併殺打に打ち取る。
9回の攻撃は続投の小園から先頭の鵜飼が四球、石川昂が左前安打、板山が右前適時打で7−2。2死からは味谷が一塁への適時内野安打を放ち8−2と、打線がつながり計16安打8得点。
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最終9回は、5番手で登板の育成左腕・近藤廉が先頭の井上に内野安打を浴びるなど2死満塁から加藤にレフトへ2点適時打、度会に中前安打を浴び8−6。なおも2死一塁で松尾を迎えるも中飛に打ち取りゲームセット。
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