年代物の羽毛布団、いつまで使える? 天日干しだけではダメ? 就寝時に気づく、買い替えのサインとは…

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2025年03月21日 14:20  まいどなニュース

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長く羽毛布団を使うために、定期的な「天日干し」を…※画像はイメージです(moonrise/stock.adobe.com)

ふっくらとしたボリューム感と軽さが魅力の「羽毛布団」。長年、愛用している方も多いのではないでしょうか?ですが、「買い替え時がわからない…」と悩んでしまうことも。NELLマットレスの公式Xアカウント(@NELL_mattress)によると、実は羽毛布団の寿命の「サイン」があるのだそう。

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寿命は10〜15年が目安

羽毛布団の寿命は、一般的に10〜15年が目安。特に、中材に高品質な羽毛を使用した製品や、定期的にお手入れや打ち直しをしている場合は、30年ほど使えることもあるそう。なお、羽毛そのものは30年以上寿命があるといわれており、羽毛の傷みではなく「布団の生地の傷み」によって羽毛布団が寿命を迎えることもあります。

羽毛布団にはさまざまな種類の羽毛が使用されていますが、市販の製品の中で多いものは「ダック(あひる)」または「グース(ガチョウ)」。ダックの羽毛は繊維が太くて丸まりやすく、グースと比べて羽毛が劣化しやすい傾向にあります。一方、グースの羽毛はダックの羽毛より大きくてコシがあり、耐久性が高いところが特徴です。

羽毛は生後2〜3カ月の若鳥から採取されることが多いですが、親鳥の羽毛のほうがよりコシがあって耐久性が高いといわれています。親鳥の羽毛が使われた製品は、マザーダック・マザーグースとして販売されています。

羽毛そのものに寿命がきていなくても、側生地が先に寿命を迎える場合があります。側生地が傷んで破れると、中の羽毛が飛び出すことが多くなり、使いづらくなるためです。

側生地にシルクやレーヨンを使用した製品は、寝心地が良いメリットがありますが、繊維が細いため寿命が短い傾向にあります。一方、長持ちしやすいといわれるのは、繊維が丈夫なポリエステルや綿です。

重たく感じたら買い替えどきかも…

汚れや皮脂によって羽毛の放湿性が悪くなると、布団に湿気が溜まって「重たく」感じることがあります。羽毛に湿気が溜まって固まると、羽毛が膨らまなくなって保温力が落ちるため、寿命を迎えたといえます。蓄積された汚れや皮脂は天日干しだけでは除去できないため、クリーニングか買い替えの検討がおすすめ。

また、購入時にふっくらと膨らんでいた羽毛布団のボリューム感がなくなってきたら、寿命のサイン。羽毛が汚れる、羽毛が絡まるといった理由でボリュームダウンすることが多く、購入時の3分の2程度のボリュームになったら買い替え時です。湿気でボリュームダウンしている場合は、「天日干し」すると戻ることがあるとのこと。

【羽毛布団の寿命がきたサイン】
・以前より重たく感じる
・ボリューム感がなくなってきた(購入時の3分の2程度のボリュームになったら買い替えの目安)
・側生地から羽毛が飛び出ている
・汚れやニオイが気になる
・以前より暖かさを感じない

できるだけ長く羽毛布団を使うためには…

羽毛布団を長く使うために、「日頃から布団カバーを使用する」「定期的なクリーニングをする」「リフォーム(打ち直し)する」なども有効な方法なんだそう。羽毛布団をクリーニングする目安は「3年に1回程度」で、洗い過ぎるのも良くないとされています。

また、「湿気対策」も大切。羽毛には湿気がこもりにくい性質がありますが、それでも毎日使用していると、いつの間にか汗や湿気が溜まります。普段から風通しの良い場所に、羽毛布団を天日干ししましょう。頻度は、月1〜2回、片面1時間ずつが目安。側生地が傷むのを防ぐため、「カバーをつけたまま」干すのがベストです。

▽出典
・NELLマットレス 公式X/羽毛布団の寿命は何年?買い替えるサインや長く愛用する方法
・NELLマットレス 公式/羽毛布団の寿命は何年?買い替えるサインや長く愛用する方法を紹介

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