部下に贈ったパワハラメール印刷したTシャツ→絶縁状態　過ちを謝罪したい…和解方法は“遠ハラ”『ナイトスクープ』で衝撃作

　21日放送のABCテレビ『探偵！ナイトスクープ』（毎週金曜　後11：17　※関西ローカル）では、竹山隆範探偵が「部下に贈ったパワハラTシャツ」という依頼を調査。ハラスメント問題”に揺れる現代社会に鋭いメスを入れる衝撃回を届けた。

【番組カット】顧問に登場するDREAMS COME TRUE・中村正人

　依頼者である愛知県の男性（35）は、自営のプログラマーとして個人で仕事をしているが、どうしてももう一度一緒に働きたい、かつての仲間がいると言う。その人物は5年ほど前に、依頼者が経営する会社で一緒に働いていた同じプログラマー。しかし、依頼者の過ちがきっかけで、現在は絶縁状態になっている。

　当時、担当していたプロジェクトでトラブルが発生した際、依頼者は指導・叱責のために長文のメールを送ったことから、関係がギクシャクするようになってしまった。「このままじゃいけない」と思った依頼者は関係修復のため、自分が送った長文のメールをプリントしたオリジナルTシャツをプレゼントした。

　おもしろいと思っての依頼者の行動だったが、以来、その人から返事が返ってくることはなくなった。ちょっとしたブラックジョークのはずだったが、今思えば、とんでもないハラスメントをしてしまったのでは、と心底悔やんでいるという依頼者。誠心誠意、彼に謝罪をしたい。どうか、この場を取り持ってもらえないだろうか、というもの。

　「これ暴力だわ、これ完全なヘイトだわ」と竹山探偵もアウト。Tシャツの文章を読み上げた後、依頼者に指導とパワハラの違いについて、フリップを使って丁寧に説明した上で、改めてパワハラと断言。そして、「パワハラをされたらどんな気持ちになるか体感してください」と竹山探偵が依頼者に提案して、あえて言葉のパワハラを浴びせる。

　実はこの3時間前に、竹山探偵はハラスメントを受けたその人物と会って、当時の心境や和解への思いなどを聞いていた。その上で、竹山探偵と遠隔でつながり、その人物の言葉で、パワハラを受けた気持ちを味わってもらう「遠ハラ」を実施することになった。

　パワハラ問題を扱った放送回にネットでは「ナイトスクープのパワハラのやつ、これ放送しても大丈夫なのか？」「ナイトスクープのパワハラTシャツめちやめちゃするやん、、、」といった声や、「この依頼は竹山探偵が適任だな。キレ芸の経験が活きてるわ」「いやーさすがナイトスクープ」「今夜の1本目、解決方法上手いな」といった感心するコメントが寄せられた。

　なおTVerで29日午前0時12分まで見逃し配信中。