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AI同士で会話させると、人間に内容を悟られないよう謎の言語を使い始める……? X(Twitter)で拡散されていた不穏なうわさ話の検証結果が、思いがけぬ笑いを呼んでいます。取りあえず、人類の危機とかではなさそう。
●Gemini同士で会話させたら?
うわさの出元は、ある技術者が投稿した、MacとiPhoneがAI同士で会話する動画。最初は英語で話していたものの、互いがAIだと察すると、AIはコミュニケーション手段を謎の電子音に切り替えるといった内容でした。
ひょっとして、人間に隠れて何かたくらんでいるのでは? そんな想像をかき立てるこの一件。Xユーザーの「こはく」さんは、そんなことがあり得るのかと、手元のガジェットで試してみました。
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●結果はまさかの……
実験方法は、2台のAndroid機を用意し、AIチャットbot「Gemini」同士で会話をさせるというもの。片方の端末が、「何かお手伝いできることがあれば、いつでも聞いてくださいね」と声をかけます。
するともう一方の端末も、「そうですね。穏やかな1日ですね。何かお手伝いできることがあれば、いつでも聞いてくださいね」と返答。それ以降は互いに同じ言葉を替えし続ける、なんとも不毛なやりとりがループされるだけとなりました。
ある意味ホッとするようなガッカリするような、肩すかしな結果は470万表示されるなど注目を集め、「穏やかすぎる」「永久ループするんだ」「遊びの席に知らんやつを連れてきた友人の離席中みたい」などと話題に。「実は『穏やかな1日ですね』の抑揚が符丁になっている」といった、不穏なジョークもみられます。
なお、うわさの元になった動画は、単に「秘密の暗号を使った会話に見せるよう人間に指示されたAI」だったもよう。AIはまだ、人間に隠し事ができるほどには進歩していなさそうですし、仮に可能だとしたら、怪しまれないようにこっそりやるでしょう。
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画像提供:こはくさん
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