
4月13日、ついに開幕を迎えた大阪・関西万博。“並ばない万博”のはずが長蛇の列、全面キャッシュレスに対する困惑、高額な費用をかけて建設されたトイレが多数故障…など、様々な問題点が指摘される開幕となった。
そんな開幕日と同時に開催されたのが「万博いらないデモ」だ。れいわ新選組共同代表の大石あきこ氏が自身のXで「大阪万博開幕日に現地でデモやります。」と事前に参加を呼びかけていた。
しかし、ネット上では、
《きちんと許可は取っているのか?》
《万博当日にデモをしても意味がない》
と、疑問の声も多く上がっていた。
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当日、「万博当日にデモなんかやるなと言われておりますが、やるに決まってるじゃないですか」と意気込んだ大石氏。
雨風に見舞われた悪天候の中、カラフルなバルーンやプラカードを持ち、ノリノリの音楽に合わせて「金返せ!」「万博中止だ!」「万博やめて福祉に回せ」とリズミカルに音頭を取りながら万博会場周辺の道路を練り歩いた。途中「万博危ない」「メタンガス〜、爆発するよ!メチャメチャ危ない」と不安を煽る呼びかけも。
このデモの模様はYouTubeでも生配信され、動画のコメント欄にはデモに賛同する声や参加者を労う声が寄せられていた。その一方で、ネット上では、
《デモにかかるお金はどこから出しているのでしょうか?税金を払っているのがバカバカしい。日本人にとっての恥》
《ただ目立ちたいだけのパフォーマンス。反対の意思表示であるデモと「爆発するよ」は一線を画している。国会議員の言葉とは思えない》
《今さら政治家の人が行う行為ではない。デモに税金が使われていることを非難します》
といった痛烈な批判意見も散見された。
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「公金投入」発言がブーメラン
「デモ決行前からも散々言われていたことですが、当日にデモをしたからと言ってもちろん中止になるわけがありません。また、万博を楽しみに来場している方々に水を差す行為でもあります。そのため、《意味がない》《国会議員ならばもっとやり方がある》と否定的な反応を示す人が多いようです。
また、デモ中に大石氏が《大阪市民1人当たり5万円の公金をぶっこんで行われる万博。私たちはこれに反対しております》とスピーチしていました。しかし、今回のデモに同行した警察の警備活動には無駄に税金が使われたことになります。
他にも、万博当日に無意味だと分かっているデモを決行したことやデモ中のコールが不適切なものであったことから《れいわ新選組のイメージダウン》と大石氏が共同代表を務めるれいわ新選組そのものへのヘイトも集める結果となっていましました」(フリージャーナリスト)
批判を押し切って決行された「万博いらないデモ」。果たしてその成果はあったのだろうか?
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