写真―[結婚につながる恋のはじめ方]―
皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。
◆結婚相手との年齢差と年収の関係性
先日、結婚相談所最大手のIBJから発表された『2024年成婚白書』。これを見たアラフォー男性の多くはため息をついたかもしれません。年齢、年収、交際数——婚活の成否を分ける現実的なデータが、そこには並んでいました。
特に気になったのが「年齢と年収が結婚相手との年齢差にどう影響しているか」という点。アラフォー男性の中には、「俺はまだ年収800万円はあるし、30歳くらいの女性となら普通に結婚できるでしょ」と、どこか余裕な顔をしている人も少なくありません。
しかし……現実はそんなに甘くないようです。
◆30代前半の女性から相手にされない中年男性
成婚白書によると、年収1000万円未満の男性が結婚した女性との年齢差は、平均して5歳以内。対して、年収1800万円を超える男性になると、ようやく年齢差7歳という結果。つまり、よほどの高収入でなければ、「若い女性と結婚」は夢物語になりつつあるのです。
実際、私が取材した年収850万円のヒロシさん(仮名・42歳)は、30代前半の女性ばかりにアプローチしては玉砕続き。「プロフィールを見て、“いいな”と思って申し込んでも、9割以上はお見合いにすらならない」とこぼしていました。
一方で、年収650万円のサトルさん(仮名・40歳)は、同年代か1〜2歳年下の女性にターゲットを絞って活動。プロフィールも年収アピールではなく「共働きでも家事分担したい」「週末は料理を一緒に楽しみたい」といった“生活感”を重視した内容に切り替えた結果、半年で4人と出会い、現在は成婚退会間近です。
◆「年収が高ければ年齢差は問題ない」はもう古い
高い年収はたしかに武器の一つ。でも、それだけでは現代の30代女性の心は動きません。特に最近は、“将来のリアル”を見据えて相手を選びます。
安定した仕事、生活リズム、価値観の一致。そこに「年齢差」があまりにも大きいと、「本当に対等な関係が築けるのか?」という疑問を抱かれてしまうのです。
私が結婚相談所を起業したこの9年でも価値観が大きく変わったように感じます。9年前、20代後半から30代前半の女性には「年収が高ければ年齢差は問題ない」と考える人も多くいました。その世代が今アラフォーになり、これまでの女性とは違った視点を持つようになっています。
◆どんな女性とどんな人生を歩みたいのかを整理
「歳の差は恋愛ならあり。でも、結婚となると……」と感じてる女性も多くいます。
それに40代にもなれば、年下女性に選ばれるための「見た目の清潔感」や「コミュニケーションの柔軟さ」も求められます。
年収を前面に出すより、まずは“今の自分”を客観的に見つめ直し、どんな女性とどんな人生を歩みたいのかを整理することが先決です。
◆理想だけを追っていても、時間は容赦なく過ぎる
夢を見るのは自由。でも、結婚という現実を前にするなら、自分の年齢と年収の“市場価値”を冷静に見極めることが必要です。理想だけを追っていても、時間は容赦なく過ぎていきます。
結婚は、条件じゃない。信頼と尊重、そして同じ未来を描けるかどうか。アラフォーだからこそ、現実を直視して、地に足ついた婚活を始めてみませんか?
まずはデータにも目を向けて、どういった戦略で婚活を進めていくかを考えていきましょう。
―[結婚につながる恋のはじめ方]―
【山本早織】
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Xアカウント:@yamamotosaori_)