15年ぶりに妊娠!義母から「恥ずかしい」と言われた私を助けたのは…/義実家・家族人気記事BEST

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2025年05月11日 08:50  女子SPA!

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 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「義実家・家族」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2022年5月12日 記事は取材時の状況)

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 年子や2学年差などきょうだいの年の差はさまざまですが、中にはかなり年が離れている「年の差きょうだい」もいます。年の差きょうだいには「大変そう」「上の子が下の子をかわいがりそう」などさまざまなイメージがあるかと思います。

 今回お話を聞いたケイコさん(40歳)は、年の差きょうだいを育てているママ。ケイコさんは、年の差きょうだいに対する義母の考え方で、ちょっとしたトラブルを経験したそうです。

◆若くして出産。義母の手厚いサポートで乗り切る

 ケイコさんは15歳のときから3歳年上の現在の夫とお付き合いを始め、19歳で妊娠したことをきっかけに籍を入れました。翌年長女を出産し、その3年後に次女を出産しました。

「結婚や出産が早かったので、大学生活を楽しんでいる友だちや、就職活動を頑張る友だちを羨ましくなかったと言うと嘘になります。合コンも経験したことがないので、いまだに未知の領域という感じで憧れがありますし(笑)。

 いま振り返ると20歳の私はまだまだ子どもで、子育ての知識も充分ではありませんでした。だから、敷地内同居していた義母には、本当に助けられましたね」

 と当時を振り返るケイコさん。

 夫の実家は、同じ土地のなかにもともと祖父母が住んでいた家と、義父・義母・夫が住んでいた家がありました。祖父母が亡くなり空き家になっていたため、そちらの家をリフォームしてケイコさん家族が住むかたちで敷地内同居をしています。ケイコさんの実家も同じ市内ではあったものの、面倒見がよく子ども好きな義母に産後のサポートをしてもらっていたそうです。

「子育てに必死すぎてオーバーヒートしそうなときも、義母が『子どもたちの面倒見てるから、少し寝て』と言ってくれて、休息を取ることができました。イヤイヤ期の長女と生まれたばかりの次女の世話で手いっぱいのときも『うちでご飯食べて』と誘ってもらい、栄養のある食事を食べて乗り切れました」

◆15年ぶりの妊娠!家族みんな大喜び

 完全同居ではないため、お互いに適度な距離感で付き合うことができていたケイコさんと義母。俗にいう「嫁姑問題」とは無縁で、娘たちも義母に懐いており良好な関係だったそうです。

 そうして月日は経ち、ケイコさんが38歳のとき、なんと第三子を妊娠したのです!

「もうびっくりですよ! それまでもそういう営みはあったものの妊娠はしなかったので、なんとなく『もう妊娠はしない』と思い込んでいたので……。ましてや、娘たちも18歳と15歳。多感な年ごろですし、妊娠の仕組みも理解しているので、どう反応されるかが心配でした。」

 ドキドキしながらも娘たちに妊娠を報告したケイコさん。すると娘たちは、ケイコさんが拍子抜けするほど大喜び!

「早く赤ちゃんに会いたい!」「私たちがサポートするね!」と、新しい家族が増えることに期待を膨らませていました。

◆義母にもさっそく報告すると…

 義母にも妊娠を報告することにしたケイコさん。関係性も良好だったため、喜んでくれるかと思ったのですが…

「妊娠したことを伝えると『え!こんなに年の差があるなんて…恥ずかしい』『子どもたちも大きいのに、何をしているの』と、予想外の反応が返ってきました。その場には娘たちも同席していたのですが『あなたたちも、年の離れたきょうだいができるなんて恥ずかしいでしょ』と、娘たちに聞いていて……。

 考え方や感じ方は人それぞれなので『恥ずかしい』と感じる人がいるのも仕方ないですが、面と向かって言われると傷つきますよね」

◆長女の一言で気まずくなる義母

「そのとき長女が『あれ? そういえば!』と話し出したんです。何事かと思ったら『確か、おばあちゃんの弟って15歳下じゃなかった?』と。

 義母は5人きょうだいの長女で、一番下の弟とは15歳離れています。つまり今の長女と同じく、義母自身も年の差きょうだいの一番上という立場だったんです」

 長女のその一言で、義母は明らかに「あ! まずい!」という表情をしたそう。続いて長女がこう言いました。

「おばあちゃん、弟のこと『恥ずかしい』って思っていたの? 私はきょうだいができるの、とっても嬉しい!」

 多感な時期だと、新しいきょうだいが生まれることに複雑な気持ちを抱く子も少なくないよう。しかし、過去に義母がそう感じていたとしても、その気持ちを孫にも押し付けるのはおかしいと感じたケイコさんは、その通りに義母に伝えました。

 すると義母は、

「私は年の離れたきょうだいができたとき、嬉しい気持ちもあったけれど素直に喜べなかったの。孫たちも私と同じように思っていると先走ってしまって、ごめんね。

 でも弟が生まれて一緒に過ごしていくうちに、とてもかわいく思えて、恥ずかしい気持ちなんて消えたのも本当よ」

 と言ってくれたそうです。

 その後、末っ子の男の子が生まれたケイコさん家族。義母は15年ぶりの孫の誕生に大喜び。妊娠を報告したときに「恥ずかしい」と言ってしまったことについていまだに謝ってくるそうで、そのたびにケイコさんは「そのぶん、この子をかわいがってください」と伝えているそうです。

<取材・文/nami>

【nami】
3人の子をもつママライター

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  • 改めて思うが、人が人の絶滅に注力してるんだなぁって察する。嫌な話だが
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