検察側「自衛隊から逃げる口実に」 元自衛官82歳刺殺 地裁初公判

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2025年06月12日 07:16  毎日新聞

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京都地裁、京都簡裁が入る庁舎=村田拓也撮影

 京都市東山区のマンションで2023年12月、住人の岡田好次郎さん(当時82歳)が刺殺された事件で、殺人と銃刀法違反の罪に問われた元陸上自衛官の水島千翔(ゆきと)被告(22)は11日、京都地裁(大寄淳裁判長)で開かれた裁判員裁判の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。


 検察側は冒頭陳述で、被告が事件翌日からの訓練を憂鬱に感じ、「人を殺せば自衛隊から逃げる口実になると考えていた」と指摘。さらに中学生のころから、人を殺してみたいという願望があったことや、事件後に繁華街・四条に電車で移動し、「何人殺すと死刑」とネット検索しながら、さらなる標的となる女性や子どもを探し周辺をうろついていたことなどを明らかにした。


 一方で弁護側は、事実関係に争いはないとした上で、「(被告は)完璧主義者で自衛隊がすべて。逃げることなく、仕事をせずに済む理由が必要だった」などと主張した。


 起訴状によると、23年12月3日、東山区にあるマンション内の階段踊り場付近で、岡田さんの腕を引っ張って転倒させ、背中をブーツで踏みつけた後、背中を包丁で何度も刺して失血死させたとしている。【資野亮太】



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  • 検察側の陳述は少々陳腐と言ってもいいぐらいわかりやすいが弁護側の陳述は弁護になっているかどうかすらよくわからない。「責任能力ガー」の変形なのだろうか?
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