



今回私たちが義両親と泊まる話になっていたのは、「予約が取れない宿」と言われている人気の旅館。私の友達がたまたま行けなくなって予約を譲ってくれたのです。夫はどうしても泊まりたかったようで、ひたすら食い下がってきました。


「そもそも誰かの我慢で成り立つ話なんておかしいでしょ! 仮にそんな話があったとしても、その人が我慢できなかったら成り立たないのよ!」私たちはお互い感情的になり、しばらくギャーギャーと言い合いをしました。そして……。



夫がこんなにも物分かりが悪いとは思ってもいませんでした。私の友達が予約を譲ってくれたのはとても魅力的な旅館だったし、きっと夫も簡単にはあきらめきれなかったのでしょう。
だったら義兄夫婦を何とかすればいい話であって、一方的に私に我慢してほしいと頼み込んでくるのは違うと思うのです。義兄は絶対に折れないだろうし、義父は一緒に行けると信じています。義母だって夫だって、あの横暴な義兄をなんとかできる感じではありません。私だって宿泊の権利を手放すのは悔しいけれど、泣く泣くキャンセルすることを決めたのでした。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子
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