
記録的な大雨で浸水した大型地下駐車場「くすの木パーキング」(三重県四日市市)について、国土交通省中部地方整備局の三重河川国道事務所が15日、公式サイトやXを更新し、水没した地下2階の排水作業が難航していることを明らかにした。
くすの木パーキングは近鉄四日市駅前にあり、12日夜に四日市市内を襲った記録的短時間大雨によって地下2階が水没、地下1階は1.2メートル浸水した。
三重河川国道事務所は13日昼ごろから排水作業を開始し、14日午前6時に地下1階の排水を完了した。
15日現在、地下2階部分の排水作業を行っているものの、「階段部分で曲げながらのホース設置が必要なことや排出先のマンホールの径が小さいことにより排水作業が難航しています」と説明している。
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三重河川国道事務所は「排水完了時期のめどは立っていない」としつつも、ポンプ車を計5台配備し、地下駐車場入口や3番出口、6番出口、7番出口と複数箇所から排水作業に取り組んでいる。
くすの木パーキングには排水機能が備わっているが、1時間降水量として観測史上最大となる123.5ミリを記録した豪雨と、一時停電などが発生していた状況もあり、排水機能を上回る雨水が流れ込んだ可能性もある。同パーキングについては豪雨直後から「水没してる」などというSNS投稿が相次いだ。
(まいどなニュース・伊藤 大介)
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