
パレスチナ自治区ガザ北部の最大都市・ガザ市の制圧に向け、地上作戦を開始したイスラエル軍は、制圧までに数か月かかるとの見通しを示しました。
イスラエル軍は、ガザ北部にある最大都市・ガザ市の制圧を目指し、地上作戦を始めたと16日に発表しました。
軍の報道官は「戦争目的を達成するまで、必要なだけ作戦を続ける」としたうえで、ガザ市の制圧には「数か月を要する」との見方を示しました。そのうえで、「都市を一掃するには、さらに数か月かかる」とも述べ、ガザ市での地上作戦が長期化することを示唆しました。
アルジャジーラによりますと、死者は16日だけで100人を超え、多くがガザ市での犠牲だったということです。一日で17の建物が破壊されたとも報じています。
今回のイスラエルの作戦を支持するか問われたアメリカのトランプ大統領は、「状況を見よう。作戦を詳しく知らない」と述べるにとどめる一方で、イスラム組織ハマスが、拘束している人質を「人間の盾」として使おうとしていると批判しました。
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アメリカ トランプ大統領
「もしも、ハマスが“ボディガード”と称して人質を盾として使うならば、ハマスは地獄を見ることになる」
トランプ氏はこのように話し、ハマスを強くけん制しました。