最新の婚活市場に増加中の「電柱女子」とは 20代〜30代未婚女性の58%が自覚

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2026年05月08日 12:10  オリコンニュース

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ABEMAが20〜39歳の未婚女性を対象に最新の婚活・結婚事情について調査(C)AbemaTV
 ABEMAは、20〜39歳の未婚女性3000人(本調査200人)を対象に、最新の婚活・結婚事情についての調査結果を発表した。選択肢の多様化とマッチングアプリの普及により「出会いのインフラ」が整う一方で、現代女性の多くが「婚活疲れ」や「電柱女子化」、「もっと病」といった新たな心理的障壁に直面し、行動を停止させている実態がデータから浮き彫りになった。

【画像】全体の58%が自覚アリ!増加中の「電柱女子」調査結果グラフ

 本調査は、ABEMAで放送中のオリジナル婚活リアリティーショー『時計じかけのマリッジ』(毎週火曜 後10:00)にちなんだもの。

 現在の出会いの経路として、具体的な経路を持つ層の中では「マッチングアプリ(26%)」がトップとなり、現代の絶対的インフラとして定着している。しかし、良いなと思う人がいても「基本的に相手からのアクションがないと行動しない(38%)」「具体的な行為は相手のアクションを待つ(21%)」を合わせ、約6割が極めて受動的な姿勢であることが分かった。自らアプローチすると答えたアクティブな層でさえ、本音では全体の85%が「相手から誘われたい」と回答しており、根強い受け身願望が潜んでいる。アクションを起こせない最大の理由は「断られるのが怖い、傷つきたくない(30%)」、次いで「誘い方が分からない(26%)」だった。

 婚活において、具体的な話を進められない(進展がない)状態に陥っていると感じる瞬間について、「とてもあてはまる(18%)」「ややあてはまる(39%)」を合わせ、全体の58%が自覚している結果となった。これは20代(58%)、30代(57%)ともに同水準で、世代を問わず発生する現代特有のコミュニケーション課題と言える。

 本番組内で女性3人のサポート役として登場する、累計の成婚実績1300組以上の恋愛婚活アドバイザー植草美幸氏は、このような「結婚をしたいが、待っているだけで自分からは全く動かない女性」のことを「電柱女子」と称している。実際に初回放送前に先行して公開された#0(『婚活美女3人に「頭の中、お花畑ね」"はじめての植草"で絶句』)内でも、現役アナウンサーのゆか(西澤由夏)が自身のタイプについて「付き合う前に、何回も食事を重ねて知ろうとする」と発言すると、「無駄なお食事会」とバッサリ。

 植草氏は、現代の婚活における「電柱女子」に対して、「20代の頃は『待つ姿勢』でも男性からアプローチされますが、その成功体験を捨てられずに30代に突入してしまうのが『電柱女子』が増加する最大の要因」と分析。さらに、「出会った瞬間に、お相手の『結婚への本気度』や『価値観』を自らグッと掘り下げること」とアドバイスを贈っている。

 付き合う前の段階で、相手に確認する条件の数は「5個以上」という回答が最も多く、全体で44%という結果に。次いで「5〜6個程度」という回答が続き、厳格なフィルタリングを行っている実態が明らかになった 。また、「もっと良い人がいるはず」という思いから、目の前の良縁を見逃してしまう「もっと病」に陥り、後悔した経験を持つ人は全体の48.5%に上った。特にマッチングアプリでは、常に新しい候補が表示されるため、こういった心理的葛藤が増加している可能性がある。

 さらに、「ここで関係を切ったら、この人とは『二度と会えないかも』」という機会損失への恐怖を感じたことがある層は全体の58%を占める。このプレッシャーを感じた人のうち、86%が「本当は100%納得していない相手でも、とりあえず関係をキープしてしまった」と回答した。

 恋活・婚活マッチングサービス「Omiai」は、出会いの多様化によるこういった心理的葛藤について「損をしたくないという心理は理解できますが、婚活において必要なのは、他者との比較ではなく『見極める勇気』です」とコメントを寄せている。

 選択肢の多さが生む恐怖による「決断の先延ばし(とりあえずキープ)」が「電柱女子」化を招いていると考えられる。植草氏は現代の婚活でのポイントとして、「条件の擦り合わせだけはなく、人生の荒波を共に越えていける『一生の味方』や『親友』のような信頼関係を築けるか」という点を挙げている。

■植草美幸氏コメント

――現代の婚活における「電柱女子」はなぜ増加していると考えられますか。改善するためのアドバイスも教えてください。

植草:“電柱女子”とは、待っているだけで自分からは全く動かない女性を例えた言葉です。20代の頃は「待つ姿勢」でも男性からアプローチされますが、その成功体験を捨てられずに30代に突入してしまうのが「電柱女子」が増加する最大の要因です。年齢と共に自然な出会いが激減し、自身の年収や条件も上がることで、無意識に相手への理想も高くなってしまいます。それなのに、脳内は「受け身」の恋愛モードのまま。「いい人がいれば…」とボーッと立ち尽くしている時間はもうありません。これからの婚活は、出会った瞬間に、お相手の「結婚への本気度」や「価値観」を自らグッと掘り下げること。自分から積極的に旗を振らなければ、良縁は素通りしていくだけです。

――現代の婚活でのポイントを教えてください。

植草:現代の婚活は、相手の懐にスッと入れる「賢いあざとさ」が不可欠です。今は昭和の時代とは異なり、男女が手を取り合わなければ生活を維持できないシビアな社会。だからこそ、自分のキャリアや生き方を棚卸しして、「私はこれを提供できます」と明確に提示しましょう。条件の擦り合わせだけはなく、人生の荒波を共に越えていける「一生の味方」や「親友」のような信頼関係を築けるか。自分本位な希望を並べる前に、相手にとって自分はそんな存在になれるかを考えることが、成婚への最短ルートです。

■恋活・婚活マッチングサービス「Omiai」コメント

――相手とのマッチング時に確認すべき、また合致すべき条件の数の定義などがあれば教えてください。

Omiai:条件を細かく積み上げるほど理想に近づくように見えますが、実際には「会う前に良縁を排除してしまうリスク」も高まります。運営の立場から見ても、最初から5個、6個と一致を求めるより、まずは「2〜3個の譲れない軸」に絞って相手を見るべきです。残りの条件は、会話や事前の電話、実際に会った印象で確かめる。そうして出会いの分母を広げることが、成婚への最も確実な近道であると考えています。

――出会いの多様化による「もっと良い人がいるはず」「とりあえずキープ」という心理的葛藤について、解説とアドバイスをお願いいたします。

Omiai:マッチングアプリでは常に次の候補が見えるからこそ、「もっと良い人がいるかも」と比較が止まらなくなったり、「損をしたくない」と決断を先延ばしにしたりする傾向があります。しかし、比較を続けても納得感が高まるとは限りません。大切なのは、「選ぶスキル」ではなく「見極める勇気」です。自分にとって譲れない価値観や、自分らしくいられる相手かどうかを早めに見極める。この「決断の速さ」こそが、迷いすぎない婚活の絶対条件です。損をしたくないという心理は理解できますが、婚活において必要なのは、他者との比較ではなく「見極める勇気」です。

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