テレビアニメ『プリキュア』シリーズの第22作目となる新作『キミとアイドルプリキュア♪』(キミプリ)が9日、ABCテレビ・テレビ朝日系で放送された。新キャラのピカリーネが、ネット上に“動画を違法アップロードするのは禁止”というネットリテラシーの教えがあり、SNS上で話題になっている。
【画像】違法動画アップは禁止!ネットリテラシーを教えたプリキュアの新キャラ 第2話「私、バズっちゃってる!?」は、絵真を助けだし、家に帰ってきたうたとプリルン。テレビでは、キュアアイドルが「SNSで話題の謎の新人アイドル」と話題になっていた。部屋に戻ると、キラキランドの女王・ピカリーネからプリルンに連絡が入るというストーリーが展開された。
プリルンが、キュアアイドルのステージ動画をネット上に違法投稿したことで、世間が「キュアアイドル」に気づき、話題になったことが明かされると、ここでピカリーネが「プリルン、ステージを勝手に撮影するのは、言い伝えて禁じられています。一度上げたものは消えません」と注意した。
近年のプリキュアシリーズは作品ごとに“教育的”なテーマがあり、『デリシャスパーティ◆プリキュア』(2022年)は食育、『わんだふるぷりきゅあ!』(2024年)は動物愛などがある。
今作のプリキュアの公式テーマは“アイドル”だが、第2話でネットリテラシーについて教えたことで、Xでは「ピカリーネ様はネットリテラシーしっかりした女王様だった」「『一度ネットに上げたものは消えない』というネットリテラシーの話がプリキュアの上位存在妖精の口から語られるのいくらなんでも面白すぎるでしょ」「プリルンの動画放流のくだりを使ってネットリテラシーを女児に啓蒙するアイドルプリキュアは模範的女児アニメやね」などと絶賛。Xでは「ネットリテラシー」のワードがトレンド入りした。
また、TVerの見逃し配信では、放送番組の違法配信撲滅を訴える「違法だよ!あげるくん!」のCMが流れていた。
『キミとアイドルプリキュア♪』のテーマはアイドルとなり、「“キミ”がいるから輝ける、強くなれる!」と、アイドルになったプリキュアたちが“歌って踊ってファンサして”、キラキラを奪われた人々を救うストーリーが描かれる。