カード不正利用、総額99億円=数万人被害、補償で特損計上―イオンFS

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2025年03月13日 15:01  時事通信社

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時事通信社

クレジットカードの不正利用への対応について記者会見するイオンフィナンシャルサービスの白川俊介会長兼社長=13日午後、東京都中央区
 イオンフィナンシャルサービス(FS)は13日、同社のクレジットカード「イオンカード」のオフライン取引を悪用した不正取引が昨年から相次ぎ、被害総額が99億円に上ったと発表した。数万人のカード利用者が被害に遭った。イオンFSは被害者への補償を進めており、2025年2月期連結決算に99億円の特別損失を計上する見込み。

 既に防止策を講じており、新たな被害はほぼ発生していないという。白川俊介会長兼社長は東京都内で記者会見し「不正利用の広がりを迅速に抑止できず、被害に遭われたお客さまへの対応を大幅に遅延させ、心よりおわびする」と陳謝した。

 イオンFSによると、被害は昨年春ごろから急増。フィッシングサイトで盗まれたカード情報が、スマートフォン上の非接触決済サービス「Apple Pay iD(アイディ)」に登録され、決済に使われていた。通常、顧客がカードの利用停止を依頼すれば、カード会社が遠隔操作でiDを無効化するが、犯罪グループは一定金額以下ならオフラインで決済できる機能を悪用。機内モードなどで通信を遮断して少額決済を繰り返していた。 

このニュースに関するつぶやき

  • 嘗めすぎだろ。まぁ別のカード会社の事情を耳にする限り、この業界人手不足が酷いらしいからな・・・
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