ミュゼ、国内店舗3割閉鎖へ=収益改善へ抜本見直し
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2025年03月21日 21:01 時事通信社

女性向け脱毛サロン大手ミュゼプラチナム(東京)が国内店舗の約3割の閉鎖を検討していることが21日、分かった。136店舗(2月末時点)のうち、東京都を含む関東圏や大阪府の不採算店を中心に閉鎖し、約100店舗とする。業績不振や経営の混乱が続く中、収益改善や体制立て直しに向け、店舗網の抜本的な見直しが必要と判断した。
同社関係者は「店舗数が過剰になり、収益悪化を招いたため」と説明している。
一方、同社はホームページで22日から4月20日の間、全店舗を一時休業すると発表した。他の企業からの資金支援が決まり、体制を整えるためという。
同社は昨年11月から従業員への給与支払いが遅延。今年2月には取締役全員が解任され、今月19日からは一部店舗で従業員が自主休業に踏み切る事態になっている。
全店舗の一時休業に関し、同社は顧客に対して4月21日以降の予約は可能と説明。従業員について、関係者は4月中には給与を支払えるとの見通しを示している。
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