写真シルヴェスター・スタローンの映画「ランボー」などで知られる、映画監督のテッド・コッチェフが死去した。94歳だった。
コッチェフはメキシコのヌエボ・ナヤリット州にある病院で、家族に見守られながら「安らかに息を引き取った」と遺族が伝えている。
50年以上にわたるキャリアを誇ったコッチェフは、「おかしな泥棒 ディック&ジェーン」「バーニーズ/あぶない!? ウィークエンド」「ノース・ダラス40」を含む数々の話題作を監督した。
1931年にカナダのトロントで生まれ、同国のテレビ業界でキャリアをスタートさせた後、イギリスに移住したコッチェフは、物議を醸した1971年のオーストラリア映画「荒野の千鳥足」で一躍有名となり、リチャード・ドレイファス主演の「ジ・アプレンティス・オブ・ダディ・クラヴィッツ」ではベルリン映画祭の金熊賞を受賞、アカデミー脚色賞にもノミネートされた。
最も商業的成功を収めた作品は、シルベスター・スタローンがベトナム戦争の退役軍人ジョン・ランボーを演じた1982年の「ランボー」だった。
1990年代には徐々に映画界からテレビ界へと活動の場を変え、「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」では10年以上にわたりプロデューサー兼監督を務めた。2011年には、カナダ監督協会生涯功労賞を授与されていた。
元記事はこちら:https://www.narinari.com/Nd/20250494842.html