外国の運転免許証を日本の免許証に切り替える「外国免許切り替え」の受付窓口を視察する自民党の小野寺五典政調会長(左から4人目)=21日、東京都品川区の鮫洲運転免許試験場(自民党提供) 自民党は21日、外国人との「秩序ある共生社会」実現を目指す特命委員会の初会合を党本部で開いた。初日は外国人ドライバーによるひき逃げや高速道路の逆走が続いていることについて議論。警察庁はこの中で、外国の運転免許証を日本の免許証に切り替える「外国免許切り替え」(外免切り替え)制度の運用を厳格化する方針を示した。
外免切り替えは(1)ホテルなど一時的な滞在先の住所でも申請できるのは問題(2)「知識確認」の通過基準が10問中7問正解と簡単過ぎる―などと指摘されている。警察庁は住民票の写しを原則必要とする運用にし、「知識確認」の問題を増やすなど日本の免許取得のハードルを上げる方針だ。
特命委トップの小野寺五典政調会長は21日、東京都品川区の鮫洲運転免許試験場を訪れ、外免切り替えの受付窓口を視察。記者団に「外免切り替えが事故の要因の一つになっていないか検証し、政府に運用見直しを求めていきたい」と語った。