
混雑する産婦人科の待合室で、同伴の男性がスマホを見ながら席を占領していたーーネット上でたびたび議論になる話題です。SNSでは配慮のなさに「なぜ席を譲らない?」「患者優先にして」などと怒りの声が上がっています。
「男性の来院お断り」「院外でお待ちを」
SNS上ではさまざまな体験談が多数投稿されています。
「妊婦さんが立ってるのに、席を譲らない付き添い男性が」「混雑しているのに夫婦でソファ席を占領している」「椅子は妊婦さんや患者さん優先にしてくれないかな」「なぜ席を譲らない?」「もうすぐ父親になる人だよね?」「注意されないとわからないのかな」「婦人科の病気の人もいるってわからないのかな。受付でのやりとりを聞かれたくない」など。
全国の病院のサイトを調べると、男子禁制にした病院も。「成人の男性の外来受診への付き添いは原則ご遠慮いただいております」「ご主人・パートナーの方は院外でお待ちいただくようお願い申し上げます」「待合室でのマナー、トラブル等の理由により、男性のご来院をお断りしております」等のお知らせを掲げるところが多数あります。
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エコーなど診察時の同伴はOKだが、待合室での同伴はNGという病院も。「診察時には奥様・パートナーと一緒に診察室へご案内をさせていただきますが、待合室での同伴はご遠慮いただいております」「診察への同席をしない、空席が無い場合には、男性のお付き添いの方は院外にてお待ちください」など。
男性NGにした理由については、「患者様から多くのご要望がありました」「他の患者さまにとっては、いち男性になってしまいます」などと説明しています。
また、パートナーや子どもの同伴は可能だが「混雑時には別の場所で待機をお願いする場合もある」という病院や、他の患者や同伴家族と顔を合わせることがないよう完全予約制とするクリニックもありました。
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こんな例も。兵庫県内の産婦人科に持病のため通院する40代女性は、待合室で聞こえてきた会話にショックを受けたといいます。「若い夫婦が待合室を見まわして、ヒソヒソ話をしていて。旦那さんの方が『おばさんが妊娠?』と笑ったんです」。産婦人科には妊婦さん以外にも、婦人科の症状に悩む幅広い年齢層の女性が訪れます。女性は「デリカシーがなさすぎる。ただでさえ婦人科への通院はストレスなのに」と嘆きます。
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産婦人科の待合室で付き添いの男性が席を占拠。あなたはどう思いますか。