
車に撥ねられたところを保護された推定13歳とみられる老犬が、新しい家族のもとで見せた穏やかな寝顔の写真がXで話題です。微笑んでいるようにも見えるその表情に「シニア犬のこの寝顔は天使ですね」「優しい人に出会えてよかったね。楽しい夢を♡」とコメントが寄せられています。
「元迷い犬のお気に入り。息子のおさがり毛布を一人占め。なぜか笑って寝ている。きっといい夢見てるんだろうな。こういったいつもと違う一面見れるのは嬉しい。」
飼い主であるごうやまさん(@UfedMLxsFWF92uf)のコメントを添えて投稿された写真には、安心しきったようにスヤスヤと眠る元迷い犬の姿が。口角が少し上がったその表情は、笑っているかのように見えます。
ドライブ中、車に撥ねられたところを保護
元迷い犬とごうやまさんの出会いは2024年9月、突然の出来事でした。他県をドライブしていたごうやまさんは、犬が車に撥ねられたところを目撃したのです。警察を呼び、一度はパトカーに乗せられた迷い犬ですが、保健所に連れて行かれることを聞いたごうやまさんが、お迎えが来ない可能性を考えて、自宅での一時保護を決めたそうです。
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保護した当時の元迷い犬は、毛もゴワゴワで、今では真っ白な部分も薄汚れて皮膚がカサカサの状態でした。
飼い主からの連絡を待ち続けていたというごうやまさんは、「うちにいることが幸せなのかわからない。飼い主の元に戻るのが幸せかもわからない」とときに苦悩しながらも、食事や散歩、通院や保湿などのケアを欠かさず、元迷い犬とともに時間を過ごしました。
そして保護してから3カ月が経過するも、やはり飼い主は見つからず、ごうやまさんは”うちの子”として一緒に生活していくことを決意。先住犬である2匹の保護犬とともに、元迷い犬との生活を改めてスタートしました。
元迷い犬と、元保護犬2匹との暮らし
ごうやまさんに現在の3匹との暮らしについて話を聞きました。
ーー元迷い犬と暮らし始めて約9カ月、現在の元迷い犬の様子はいかがですか?
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「保護した当初よりも、いろんな顔をするようになったのかなと思います」
ーー先住犬である元保護犬2匹(先住犬12歳・1歳)との関係性はいかがですか?
「元迷い犬は、ご飯やおやつの時間になるとウロチョロするので、先住犬12歳には怒られています。先住犬1歳の方には、耳の中をなめられたり、足を甘噛みされたりとちょっかいをかけられています」
フィラリアの治療も頑張っている元迷い犬。ごうやまさんのXアカウント(@UfedMLxsFWF92uf)では、暮らしにも慣れ優しい表情を見せる元迷い犬の穏やかな日常を見ることができます。
(まいどなニュース/ラジオ関西・五ヶ瀬 あお)
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