
俳優の遠野なぎこさんが亡くなったことがわかりました。45歳でした。遠野さんのブログに「訃報のお知らせ」と題して、「親族一同」の方々が明らかにしました。
【写真を見る】【 訃報 】俳優・遠野なぎこさん (45) 死去 テレビ小説で10代から活躍 摂食障害に長年向き合う 先月27日の投稿で「あたしゃ、まだまだ生きるぞ」
遠野さんの自宅からは今月3日に遺体が発見された一方で、遠野さんと連絡が取れない状況が続いていました。ブログによれば「 故人の名誉のため、死因についてもご説明申し上げます。 現在、警察の見解によりますと、事故によるものであり、自死ではございません。」「故人が生前大切にしておりました愛猫は無事に保護され、現在は安心できる環境で元気に過ごしております。」と説明されています。
遠野さんは1979年11月22日生まれ。1989年にNHKの銀河テレビ小説への出演を果たし、10代から俳優として活躍。映画「おこげ」(1992年・中島丈博監督)「お引越し」(1993年・相米慎二監督)にも出演。1999年には「連続テレビ小説 すずらん」にヒロイン・常盤萌役を演じて注目を集めました。
それ以降も、連続ドラマや2時間ドラマ・映画などに数多く出演。2001年以降は「細雪」(2003年・中日劇場)「喜劇『花の元禄後始末』」(2009年・三越劇場)など、舞台にも出演していました。
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遠野さんは芸能活動のかたわらで、複雑な家庭環境に端を発する摂食障害に長年向き合ってきていて、自身の半生を振り返る自著『一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ』(2013年)と『摂食障害。食べて、吐いて、死にたくて。』(2014年)を上梓。近年では「バラいろダンディ」などのワイドショーやバラエティ番組にも出演し、歯に衣着せぬトークで注目を集めていました。
遠野さんは近年、自身のブログとインスタグラムを通じて、日々の食事の模様や、心境と体調など、細かに日常生活について綴り、自身と同様の障害や病気に悩む方々とのシェアを積極的に行っていました。また、2007年頃に共に暮らし始めた愛猫の「悠」「蓮」についても振り返っていました。
そして、昨年4月に迎えた愛猫「愁」との暮らしについてたびたび投稿。摂食障害などによる体調や心境の落ち込みの中 “愛猫のためにも生きる” という意志を保つためにも、共に暮らすことにしたという思いが、投稿の中ににじみ出ていました。
遠野さんは先月27日のインスタグラムとブログの末尾に「あたしゃ、まだまだ生きるぞ」と、笑顔やハートマークの絵文字を添えて、前向きな言葉を綴っていました。
【担当:芸能情報ステーション】
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