
9日(木)は台風22号が伊豆諸島に接近し、関東も荒天のおそれ。南の海上には熱帯低気圧があり、14日(火)にかけて雨の範囲が広がる可能性も。最新の情報をこまめに確認してください。
台風22号 9日は非常に強い勢力で伊豆諸島に接近
強い台風22号は、今日7日(火)午前9時現在、日本の南を1時間におよそ15キロの速さで西北西へ進んでいます。明日8日(水)にかけて発達しながら北西に進み、その後は東よりに進路を変えるでしょう。9日(木)は非常に強い勢力に発達し、伊豆諸島に接近する予想です。
伊豆諸島では、明日8日(水)は次第に風が強まり、大しけとなるでしょう。停滞する前線の影響で、台風が近づく前から大雨になりそうです。9日(木)は一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹き、予想される最大瞬間風速は65メートル。波の高さは10メートルと、うねりを伴って猛烈にしけるでしょう。
台風が本州に上陸する可能性は低いですが、9日(木)は関東を中心に雨や風が強まり、高波に警戒が必要です。一時的でも台風の外側の発達した雨雲がかかり、紀伊半島から関東にかけては風速25メートル以上の暴風域に入る可能性があります。まだ予報には幅がありますが、朝の通勤通学の時間帯に交通機関の遅れがないかなど、最新の情報を確認してください。
熱帯低圧の動向に注意 9日にかけて北海道で雪の所も
日中は西日本を中心に暑さが続く一方で、8日(水)から9日(木)は北日本で季節が進むでしょう。8日(水)は前線が通過するため、北海道は午前を中心に雨が降りそうです。東北や北陸も、所々で雨が降るでしょう。8日(水)の午後は次第に冷たい空気に入れ替わり、9日(木)の朝にかけて北海道の標高の高い所では、雪に変わる所がありそうです。峠越えをする車は冬用タイヤを装着し、スリップ事故などにご注意ください。
10日(金)と11日(土)は広い範囲で晴れますが、北海道や東北は日中も空気がヒンヤリ。札幌では朝晩の気温が10℃を下回りそうです。関東は23℃から24℃くらいの所が多く、過ごしやすいでしょう。12日(日)から14日(火)にかけては、前線に近い東北や北陸で雨が降りそうです。
また、南の海上には熱帯低気圧があり、11日(土)頃にかけて沖縄に近づくでしょう。12日(日)以降は本州の南岸を進む可能性があるため、熱帯低気圧の動向に注意してください。
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九州から東海 暑さようやく落ち着く?
15日(水)から16日(木)にかけては、関東や東北を中心に雨が降るでしょう。17日(金)以降は晴れ間の出る日が多いですが、19日(日)は北海道で雨が降りそうです。沖縄は晴れていても、急な雨にご注意ください。10月は秋の台風シーズンで、新たな台風が発生すると予報が大きく変わります。
最高気温は平年より高い所が多く、九州から東海は28℃前後まで上がる日もあるでしょう。朝晩と日中との気温差に注意が必要です。関東は17日(金)にかけて、25℃以上の夏日の所が多いでしょう。一方、仙台は20℃以下の日もあり、札幌は15℃に届かない日もありそうです。朝晩は、これまで以上に冷えてくるでしょう。