専門学校卒の就職率は大卒を上回る75%

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2012年11月29日 11:53  mixiニュース

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専門学校というと“就職しやすい”というイメージをもつ人が多いだろう。実際のところはどうなのか。専門学校卒業後の就職状況のデータで確かめてみたい。

文部科学省の学校基本調査によると、2010年度間、専門学校卒業者に占める就職者の割合は全体で75.4%となっている。ちなみに、大学学部卒業者における就職者の割合は63.9%(同調査/2012年3月卒業者)。就職希望状況が異なるため単純に「就職しやすい・しにくい」ということはできないが、数値の上では専門学校卒は大卒を上回るのだ。

また、もう1つ注目したいのが、学科の関連分野への就職状況である。卒業者のうち関連分野に就職した者の割合をみると、就職者全体の割合と大きな差はない。つまり、「せっかく専門的に学んだけれどまったく違う分野の職に就いた」という人は少なく、就職者の多くが学んだ分野への就職を果たしているということ。これも専門学校ならではの魅力だろう。

ただし、学科によって状況に違いがある。看護や理学・作業療法などを学ぶ「医療関係」、保育士養成や介護福祉などの「教育・社会福祉関係」、美容や調理などの「衛生関係」は、とりわけ就職状況が良好だ。また、こうしたデータではわからないが、学校による差も。「学科全体の数値は低いが就職が好調な学校」もあるので、目指す分野の学校情報をしっかりチェックして進学先を選びたい。【記事:リクルート進学ネット】


出典:文部科学省「平成23年度学校基本調査」(平成22年度間)


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