舞台「トーマの心臓」4年ぶり再演、萩尾望都が思い出語る

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2014年04月08日 23:28  コミックナタリー

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トークショー中の萩尾望都。
萩尾望都原作による劇団スタジオライフの舞台「トーマの心臓」が、4年ぶりの再演を果たす。本日4月8日に行われた製作発表では原作者の萩尾が登場し、脚本・演出を務める倉田淳とトークショーを行った。

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1996年に初舞台化されて以来再演を重ね、8度目の上演となる「トーマの心臓」。会見は東京・神保町の喫茶店であるサロンド・冨山房ティールーム Folioにて開催され、来場者には作中の“上級生のお茶会”で使われているものと同じ紅茶がふるまわれた。

トークショーでは萩尾が、「トーマの心臓」にまつわるさまざまな創作秘話を披露。連載当初はアンケートの結果が芳しくなく、ファンレターに「アンケートを出してください」と返信していたというエピソードも飛び出し、笑いが起きるひと幕も。

また今なお精力的な執筆活動を続けている萩尾も、近年は体力の衰えを感じており、「機械で動く腕があったらほしいですね」と笑顔で語った。それを聞いた倉田は萩尾について、「先生は頭脳を動かすばかりではなく、肉体を酷使するアスリートでもあるんですね」と表現する。

最後にメッセージを求められた萩尾は「『トーマの心臓』は劇団スタジオライフとの出会いによって開花した、とても幸せな作品。その舞台がまた観られて、原作者としてこんなに幸福なことはないと思っています」と述べ、キャストやスタッフを激励した。

トークセッション後は、スタジオライフのメンバーによるあいさつへ。2006年の同舞台ではエーリク役を務め、今回ユリスモール役を演じる松本慎也は「まさか自分がユリスモール役になるとは思わなかった。先輩方からも難役と言われているので、これまでの劇団人生のすべてを懸けて演じたい」と意気込みを見せる。また11年ぶりにエーリク役を演じるという及川健は、「とにかく若々しくやっていきたい」と笑顔を見せた。

舞台「トーマの心臓」は5月24日から6月22日にかけて東京・新宿の紀伊國屋ホールにて、7月11日から7月13日にかけて大阪のシアター・ドラマシティにてそれぞれ上演される。チケットの先行予約などの詳細は、劇団の公式サイトにて確認してほしい。

舞台「トーマの心臓」

東京公演

期間:2014年5月24日(土)〜6月22日(日)
会場:紀伊国屋ホール

大阪公演

期間:2014年7月11日(金)〜7月13日(日)
会場:シアター・ドラマシティ

このニュースに関するつぶやき

  • これ最初に観たキャスティングが素晴らし過ぎたから、別キャストで観ようって気にならないんだよな〜…���ޤ��� とにかくオスカーとエーリク、ユーリの役者がハマって無いと観る気になれない…���顼�áʴ��
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