人気特撮シリーズの最新作『牙狼<GARO>−魔戒ノ花−』が、4月よりテレビ東京系列にて放送開始、好評を博している。毎回凝ったストーリーなっており、一話も目が離せない。
なかでも6月13日深夜放送の第11話「漫画」は、とりわけマンガファンには注目だろう。第10話「食卓」ではマンガ家・桂正和さんがカメオ出演したことでも話題となったが、今回はマンガと『牙狼』の世界観を正面から融合させて異色の回になっている。さらに『るろうに剣心』などでお馴染みの人気作家・和月伸宏さんが本編に協力するサプライズな内容だ。
第11話「漫画」に登場するのは、過去の栄光に縋る売れないマンガ家・カワバタセイジである。カワバタはホラー・カリカジュアンに憑依されてしまい、人気マンガ家を喰らうことで新たなアイデアや画風を取得していた。
『マカイキング』も、そうして描かれた人気作だった。ある日、マンガ雑誌を手にした主人公・冴島雷牙とマユリは、作中に描かれている旧魔界文字に驚く。
このカワバタの仕事部屋セットは、和月伸宏さんの実際のアトリエを参考にしている。実際に美術スタッフが取材に行って再現した。マンガ家の仕事場を知る機会だ。
さらに作中の『マカイキング』は、『ヤングブラック・ジャック』の医療監修などの後藤伸正さんと『クロノギア』の久保亨さんが手掛けている。そして『ぺろぺろキャンディーズ』の表紙は、『探偵オペラ ミルキィホームズ』などでも知られるイラストレーター・たにはらなつきさんが、この撮影用に書き下ろした。豪華感あふれるエピソードになる。
またマンガ家・カワバタセイジとしてゲスト出演しているのは、石井正則さん。アシスタントにも馬鹿にされてしまう売れないマンガ家役がハマっている。さらにライバルの人気マンガ家としてイジリー岡田さんも登場する。もちろん“お約束”のギャグも披露するので安心だ。
そしてもちろんアクションシーンも見逃せない。マンガを武器にするホラーとの対決だけに、二次元と三次元が融合した斬新な映像が完成した。タイトルに相応しい、マンガを一気読みするような興奮を、今晩味わってみたい。
[真狩祐志]
『牙狼<GARO>−魔戒ノ花−』
http://garo-project.jp/TV4/
『GARO CREATOR’S kNight』
http://live.nicovideo.jp/watch/lv180369820
日程:2014年6月20日(金)
開演:19時00分〜(※開場18時50分〜予定)
“豪華出演陣!” 【雨宮慶太×桂正和×竹谷隆之×林祐一郎】
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