【アニメキャラの魅力】ミステリアスな戦艦ナデシコのオペレーター「ホシノ・ルリ」の魅力『機動戦艦ナデシコ』

白い肌、そしてツインテールに結んだしなやかな銀髪、それに表情・口数の少なさなど、ミステリアスな雰囲気を漂わせる美少女「ホシノ・ルリ」。今回は、そんな彼女の魅力について語ってみたいと思います。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■ミステリアス

　冷静沈着。ナデシコ内では（おそらく？）最年少でありながら、その能力は超一流。基本的に会話には加わらず、周りがバカやってるのを見て「バカばっか」と呆れながら言い放つのがお決まりです。時には鋭いツッコミを入れ、発言者をあっと言わせることも・・・。だからといって人間関係やナデシコの皆を嫌っているわけではありません。彼女なりにナデシコの人間関係を楽しんでいる様子は、見ていて微笑ましくなります。彼女はナデシコが大好きなのです。そしてチキンライスも好きなようです（１４話）。

■少女ですから

　いくら頭が良いと言ってもまだ幼い女の子。大人の嫌な世界を目の当たりにして苦言を呈することもあります。ナデシコのメインコンピュータである「オモイカネ」が反発して、地球連合軍への攻撃を始めた時、大人たちは「オモイカネ」の記憶を書き換えるべきだと言います。しかし、「オモイカネ」は意思を持ったひとつの人格であり、それを勝手な都合で無かったことにする大人たちに対して、ルリは「それ、大人の理屈ですよね、都合の悪いことは忘れてしまえって理屈。」「大人ってズルイな。」と・・・。

　確かに「オモイカネ」は０と１の集合体。ただの作り物、プログラムかもしれない。しかし積み重ねていった分の記憶があったり考えがあったり・・・。人と何が違うのだろう？って思いますよね。また、「オモイカネ」はルリの心を許せる大切な友人でもあるのです。それを考えると、大人たちが「オモイカネ」にしようとしたことって本当に正しいと言い切れるのだろうか？なんて考えてしまいます。考えの凝り固まった大人たちと違い、決して理屈だけで考えない彼女ならではの発想ですね。

■ナデシコの艦長として

　劇場版『機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』では、少し成長したルリが試験戦艦ナデシコＢの艦長として活躍し、史上最年少の天才美少女艦長「ホシノ・ルリ」少佐として親しまれています。この頃のルリには、弟のような存在のハーリー君（部下です）がおり、彼女のお姉ちゃんぶりなど、テレビアニメ版とはまた違う魅力的な一面を見ることが出来ます。

　制服以外を着ているシーンも多く、戦友の「アマノ・ヒカル」宅へ尋ねる際のワンピース姿など、本当に彼女に似合っていて素敵です。服から露出した白い肌が真夏の太陽に照らされて輝いて見えるのです。他にも着物姿やあんな姿も・・・。ルリルリ好きなら絶対に見逃せません。

　テレビアニメ本編中の彼女は、基本的に傍観者の視点で色々言ったり呆れたり・・・。そんな彼女も素敵ですが、劇場版で主役として登場し物語を追っていく艦長としての「ホシノ・ルリ」もまた違う良さがあります。もし、アニメを観て「いいな」と感じた方は、ぜひ劇場版も観てみてください。ナデシコの物語を補完する派生作品はたくさん出ています。ミステリアスな美少女「ホシノ・ルリ」のたくさんの魅力、是非ご自身の目でお確かめ下さい。


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★記者：真夏日（キャラペディア公式ライター）

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