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食料を作ってから食べるまで、IT技術が活用されるようになっている。FUTURUSでも農業IT等を紹介してきた。しかし作った食べものをすてることや、食べものがないことについてはどうだろう。今回は食品廃棄や飢餓の問題に挑み活躍している6つの海外アプリを紹介しよう。
1. 食品廃棄者と需要者をマッチングする
『Waste No Food』は農場やレストランや食料品店等の食品廃棄側と、ホームレスシェルター等の食品需要側とマッチングするオンラインマーケットプレイスだ。
![wastenofood1](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/wastenofood1.jpeg)
運営は非営利団体が行っている。
2. 食品廃棄トラックと需要者をマッチングする
廃棄食品を積んだトラックと、ゴミ処理場に行くまでのルート上にある寄付先とをマッチングするのが『Food Cowboy』だ。
![foodcowboy2](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/foodcowboy2.jpeg)
トラックのドライバーは現在地と積み荷の廃棄食品を入力すると、寄付先が示されるのだ。寄付先は食用して必要とする場合もあれば、堆肥用に必要とする場合もある。
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3. 食品が余った個人と欲しい個人をマッチングする
料理を作りすぎた、家庭菜園で野菜を育てすぎた、使わない食料品が余っている。そういう食べものを提供したい個人と、欲しい個人を『LeftoverSwap』はマッチングする。
![iPhoneMapEx](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/iPhoneMapEx-300x300.png)
食べものをもらう側の利用者には、食べものが無くて困っている人だけでなく食料廃棄を減らしたい人や近隣の人とのつながりを求めている人も含まれる。
4.食べものの写真を撮って寄付をする
食料が余って廃棄する地域もあれば、食べものがない飢餓地域もある。『FoodShareFilter』は食べものに困る人に寄付をできる有料の『instagram』フィルターだ。
![foodsharefilter4](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/foodsharefilter4.jpeg)
この売上を元にして非営利団体が飢餓地域に食べものを提供する。食べものを写真を撮ってシェアをすると、実際にも食べものを届けて“シェア”できるのだ。
5. レストランで食事をして寄付をする
レストランのクーポンアプリに寄付機能をつけたのが『TangoTab』だ。
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![tangotab5](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/tangotab5.jpeg)
このアプリのクーポンを地域のレストランで使用すると、アプリの運営者から非営利団体に寄付金が支払われ、地域で食べものに困る人に食べものが提供される。
6. 期限切れ間近の食品を売りたい店と安く食べたい人をマッチングする
期限切れ間近の食品を店に並べたくないと思うレストランや食料品店が、それをすててしまうのを防ごうというのが『PareUp』だ。『PareUp』にそうした食品を登録すると、期限切れ間近でも気にしない人や、割引があれば食べたいという人に来店を促すことができるのだ。
![pareup6](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/pareup6.jpeg)
これらは海外のアプリだが、食品廃棄や飢餓/食糧不足の問題に取り組む日本のアプリについても、今後の動向に注目していきたい。