「お前、本当は俺のこと好きなんだろ」 部下や後輩が何度も同じミスをするとき、なんて注意する?

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2015年07月02日 08:01  ヒトメボ

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ヒトメボ

「きちんとメモしろよ」には、別の意味が隠されている
新人や経験の浅い社員がミスをするのは、仕方ない部分もあるもの。とはいえ、何度も同じミスに注意することになると「この前もそれ言ったよね」と口にしたくなります。ただ、はっきりと言ってしまうとしょげてしまうこともありますよね。そんなときは、気を遣ってマイルドに言い換えている人もいるのではないでしょうか。そこで、ヒトメボ読者に「部下や後輩が何度も同じミスをするとき、なんて注意する?」と聞いてみました。

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■「きちんとメモしろよ」
「一度注意したことをまた言わせたら、さりげなく『きちんとメモしろよ』と言う。それで相手が前言ったことに気づけばいいし、気づかなくても、次また同じ注意をするときに『この前メモしてなかったっけ?』と言える」(長野・35歳男性)

 遠回しではありますが、「同じことを2回も言わせるなよ」というメッセージになる気がします。とはいえ、メモをきちんとしても、同じことをまた言わせるようなら絶望ですけど…。

■「大切なのはこの後。2度同じミスはするなよ」
「本当は同じミスをすでに2度しているのだけど、あえてまだ『1度目』のフリをして、『大切なのはこの後。2度同じミスはするなよ』と未来へのアドバイスをする。ストレートに言うより相手は気まずく感じるので効果がある」(東京・29歳男性)

 その意図に気付けば、「やべえ、先輩は忘れてるようだけど、もうすでに2度目のミスだよ…」というように反省しそうなものですが…。気付かなければ「ハイ! 先輩ありがとうございます!」と爽やかに言われるので要注意です。

■「この前、誰かにも同じ注意したな」
「人を断定せず、『この前、誰かにも同じ注意したな』『同じようなことをつい最近も誰かに言ったぞ』と言う。誰に言ったかを濁すことで、少しはマイルドになる気がするので。本当は、同じやつに言ったとハッキリ覚えているのだけど」(東京・33歳男性)

 忘れている振りだと気付かなくても「ウッ…、その“誰か”って私です」と反省するはず。成長して教える立場になったら、この日の上司の優しさを理解するのかもしれませんね。

■「お前、本当は俺のこと好きなんだろ」
「一通りマジメに注意したら、最後に笑いながら『同じこと言わせるなんて、お前本当は俺のこと好きなんだろ』と言う。少し茶化すことでソフトに聞こえると思っている」(埼玉・36歳男性)

 冗談っぽく言うことで、ソフトさを演出するわけですね。しかし、本当に腹が立っているときは、「本当は俺のこと好きなのか!? ああん!?」と感情的になってしまうかも。これだとかなり危険です。

■「今度は他の人に教えてもらって」
「自分が2度同じ説明をすると、イライラして『この前も言ったよね』と口走ってしまうので、『今度は他の人に教えてもらって』と伝えます。これなら部下も『申し訳ない』と思うだろうし、何より他の人に対処を任せられます」(東京・28歳女性)

 なんだか、ほかの人に対処を任せることがメインになっているような気もしますが…。ただ、部下も同じ説明をされるより、違う説明のほうが覚えやすい…なんてこともあるかもしれません。  

■「いいぞ、何度でも説明してやろう!」
「『この前も言ったよね』ではなく、『いいぞ、何度でも説明してやろう!』と真顔で言う。すると、だいたい相手はそこに怖さを感じ、次からはちゃんとやるようになる」(神奈川・33歳男性)

 おっしゃる通り、そんな風に上司から言われたら逆に怖いです。裏があるのではないかと思い、死に物狂いで頑張るかもしれません…。人の心って不思議ですね。


 「この前も言ったよね」に代わる、さまざまなフレーズ。効果のほどはそれぞれでしょうが、いずれにせよ、ここに出てきた言葉を上司が発したら、内心では「この前もそれ言ったよね」と怒っているのかもしれませんよ。

(有井太郎+プレスラボ)

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  • 何度も同じ失敗をする時は当然当人に原因がある場合もあるけど、教える側や作業環境に原因がある場合があるので、一度作業環境や教え方を変えてみるのも手だろう。
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