![](https://news-image.mixi.net/article/218/218_20150715_110223_002.jpg)
最近何かと話題の3Dプリンターだが、アメリカ・サンフランシスコのDivergent Microfactories(ダイバージェント・マイクロファクトリーズ)社では、なんとスーパーカーを作ってしまったのだ!
![DM_Blade_04](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/07/DM_Blade_04-690x460.jpg)
世界初の3Dプリンターカーの名前は『BLADE』。700馬力ものハイパワーを生む4気筒エンジンを、約635kgの超軽量な車体に搭載。0→60マイル(約96.6km)を2.2秒で加速……低い車高と流麗なボディラインを持つ、正真正銘のスーパーカーだ。
新製法『NODE』を採用
製造に3Dプリンターを使ったのは、シャーシ部分。カーボン製パイプフレームをジョイントするパーツを、アルミ素材を材料に3Dメタルプリントで製作したのだ。
上の動画を見れば分かる通り、組み立ては人が手作業で行う。同社が新開発した製法『NODE』を用いることにより、組み立て時間はかなり短く、またこれにより製造時に排出するCO2の大幅な削減にも繋がるという。
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しかも、シャーシ自体の重量はわずか 102 ポンド (約46 kg)。この軽さが、前述の様な高い走行性能の源のひとつなのだ。
![DM_Blade_17](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/07/DM_Blade_17-690x599.jpg)
ちなみにエンジンには、燃料をガソリンと天然ガスで切り替えられるバイフュール式を搭載。製造方法だけでなく、装備にも最新テクノロジーが盛り込まれている。
少量高品質なクルマ作りなら普及も?
クルマの製造に3Dプリンターを使ったこの製法は、生産台数が少ないスーパーカーだからこそ出来る手法とも思える。だが、要人やセレブ向けの高級車など、少量で高品質なクルマを製造する場合は、お手本になるかもしれない。 今後の普及など、動向が気になるもののひとつではある。