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年齢や性別で異なる熱中症の発生リスクを、わずか10分で解析できる新技術とは?

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2015年08月06日 12:10  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

体内温度の上昇と発汗量などを統合的に解析

 夏場はこまめに水分を摂る、適度に冷房を使用するなど、多くの人が熱中症対策をしています。しかし、熱中症の発生リスクは、気温や湿度だけでなく、年齢や性別によって異なるため、そのリスクを予測することは困難とされていました。

 ところが、名古屋工業大学、東北大学サイバーサイエンスセンター、日本気象協会の共同研究グループは、個人差を考慮したうえで熱中症の発生リスクを解析する技術を開発。この技術を使えば、10分程度の時間で、3時間後の熱中症の発生リスクを評価できるというのです。

 これまでも名古屋工業大学では、熱中症を起こす要因である体内温度の上昇と発汗量などを統合的に解析し、熱中症のリスク評価を行う研究を進めてきました。しかし、これまでの方法では、3時間後の熱中症発生リスクを解析するのに12時間もかかっていたそうです。

大規模な野外イベントなどでの熱中症リスクをほぼリアルタイムで評価可能に

 今回の共同研究は、この研究成果をさらに一歩進めたものです。年齢や性別を限定すると、もっと素早く解析できます。例えば、成人男性に限定すればわずか45秒、3歳児ではたったの15秒で、3時間後の発生リスクを解析できるとしています。

 くわえて、この新しい解析手法と日本気象協会が提供する気象予測データとを連携させ、さらに高度な解析を実行することも可能。大規模なスポーツ大会や野外イベントなどにおける熱中症リスクを、ほぼリアルタイムで評価できるようになります。

 同研究グループでは、今回の研究成果をもとに、より進化した熱中症予防の実現に向けての取り組みを進めていくそうです。個人に応じた適切な熱中症対策ができるようになれば、年々深刻さを増す熱中症の発生数を減らし、被害を少しでもなくすことに期待が持てるでしょう。(林 渉和子)

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