週刊誌「週刊文春」に金銭トラブルを報じられ、自民党を離党した武藤貴也衆院議員(滋賀4区)の記者会見が8月26日、衆議院第二議員会館で開かれた。会見の模様はニコニコ生放送で中継された。武藤氏は、「これまで支援してきてくれた滋賀の皆様、今回ご迷惑をおかけしたすべての方におわび申し上げたい」と謝罪した。
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週刊文春によると、武藤氏は昨年10月、学生時代からの知人に、ソフトウェア会社の新規公開株を「国会議員枠で買える」と持ちかけ、23人から4104万円を集めて、自身の政策秘書の口座に振り込ませた。しかし、株は実際には購入されず、出資金の一部が戻っていないとされている。
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武藤氏は「自分自身の言葉で事実関係を説明すべきではないかと考えた。記事には書かれていない事実関係もある」と述べ、経緯を説明。知人に計1億円を預けていたが、返ってこなかったため、昨年10月に、穴埋めの話が出た。それが今回のやりとりだったという。
週刊文春で報じられている未公開株の国会議員枠の存在について、「国会議員枠が存在していたという認識はない。秘書から別の知人の話として、特別な枠を抑えているという話が舞い込んで来た。しかし、国会議員枠という表現を使わないよう注意していた」と述べた。
さらに、知人とのLINEのやりとりで武藤氏が、「正直証券会社からもうちが国会議員のために枠を抑えてるのとか一般に知れたら大変だと言っています」と表現したことについて、「誤解を招く表現だった。資金作りをする上で、国会議員枠があるような表現をしないでくれということだった」と釈明した。
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また、自身の議員辞職については、「当局にも相談したが、今のところ、法的な問題があるということではなかった」として、否定した。
(弁護士ドットコムニュース)
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