法務省は9月8日、2015年の司法試験に1850人が合格したと発表した。昨年より40人増加した。3年ぶりに前年を上回ったものの、2年連続で2000人を下回った。合格率は前年比0.5ポイント増の23.1%(受験者数ベース)だった。
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2015年の司法試験は、受験者は8016人(出願者9072人)。1次選抜である短答式試験には、5308人が合格していた。合格者は男性が1451人、女性が399人。平均年齢は29.1歳で、最年長が68歳、最年少が21歳だった。
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法科大学院別にみると、合格者数は、中央大学がトップの170人。慶應義塾大学の158人、東京大学の149人と続いた。合格率については、一橋大学が55.6%でトップ。京都大学の53.3%、東京大学の48.9%と続いた。
また、法科大学院を修了しなくても受験することができる予備試験を経由した合格者は186人だった。合格率は61.8%で、平均を大きく上回っている。
現状の法的需要や、新人弁護士の実務訓練への対応の観点から、合格者の減員を提言してきた日弁連の村越進会長は、1800人を超える今回の合格者数を受けて、「すみやかに1500人にするべきである」とする声明を発表した。
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(弁護士ドットコムニュース)
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